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side裕太
くたっ、っと電池が切れたかのように全身から力が抜けた涼太くん。
龍「りょうたぁ、なぁ、どしたんよ」
龍友くんが泣きそうな声で呟いた。
なぁ涼太くん。今、涼太くんを苦しめているのは何？
涼太くんにとっていちばん辛いことは何？
聞きたいことがたくさんあるんや。
辛いことは分け合って生きていこうって決めたやん。
涼太くんの傍に行って、空いている手を握る。
骨張った手。まるで骨と皮だけのよう。
少し力を入れたら折れてしまいそうだった。
涼「っん、」
涼太くんの瞳から涙が零れる。
裕「何で泣いてるん…」
返事が返ってこない事はわかっていても、どうしても聞かずにはいられなかった。
優しく目元を拭う。だけど、どれだけ拭っても溢れてくる涙。
今、涼太くんが苦しんでいるのは事実なんだ。
だけどその理由が、俺達にはわからない。
どうすれば俺達は、涼太くんを助けることができる？
何よりも守りたい、大切な弟だから。
特別、何かをほしがることはしない。
ただ、生きていてくれるだけでいいんだ。
俺達の隣で笑っていてくれるだけでいいんだ。
それ以上は望まない。
ただ、生きてさえいてくれれば。
隼・玲「ただいま！涼太くんは…？」
メ「さっきちょっとだけ起きたよ」
隼「えー！喋りたかった、」
玲「連絡くらいしろよバカ、役に立たねぇなぁ」
亜「こら、口が悪すぎる。それは言い過ぎでしょ」
玲「ん、ごめん、」
なんていつも通りの空間。だけど涼太くんが居ない。
涼「んっ、、」
龍「涼太！？」
裕「涼太くん、起きたか」
隼「涼太くんー！」
玲「心配かけるなバカ、」
メ「みんな落ち着いて。涼太も起きたばかりなんだから」
なんて珍しく最年長らしい大人な発言。
亜「今日はもう終わりでいいって。今日の分は明日撮るって！」
そう言いながら亜嵐くんが楽屋に入ってきた。
龍「僕、涼太おんぶするわ」
そう言って涼太の前にしゃがむ龍友くん。
涼「いいっ、あるける、もん、」」
そう言ってフラフラと立ち上がる涼太くん。
裕「涼太くん。 今は無理せんと甘えとき」
涼「っ、んっ、」
亜「本当にどしたの、」
裕「泣かんでええよ」
龍友くんの背中に乗ったはいいけど、また涙を零し始めた涼太。
裕「大丈夫大丈夫」
優しく頭を撫でる。
それから、みんなで家へと帰ることになった。
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npagxp(プロフ) - 叶夢さん» ありがとうございます！ (2020年4月1日 21時) (
レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
叶夢(プロフ) - 続編も楽しみにしてます(*´∀｀) (2020年4月1日 17時) (レス) id: 08075bc0b9 (このIDを非表示/違反報告)
npagxp(プロフ) - 叶夢さん» お仕事お疲れさまです！そう言って頂けるととても嬉しいです！できるだけたくさん更新できるよう頑張ります！ (2020年3月9日 16時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
叶夢(プロフ) - 今、仕事がすごく忙しくて(;_;)このお話読むのが１つの息抜きです(;_;)更新ありがとうございます!! (2020年3月9日 11時) (レス) id: 08075bc0b9 (このIDを非表示/違反報告)
npagxp(プロフ) - 叶夢さん» コメントありがとうございます！今まであまり末っ子を出せなくてすみませんでした…これからはもう少しバランスよくだせるように頑張ります！ (2020年2月2日 20時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：npagxp | 作成日時：2020年1月19日 10時
