#7 ページ7
side亜嵐
涼太が帰ってこない。
龍「ちょっと涼太探してくるわ」
亜「俺も行く」
メ「俺らは涼太が帰ってきた時のためにここで待ってるね」
龍「おう」
あまりにも涼太が帰ってこないので、龍友くんと俺で探しに行くことに。寄り道しないって約束したのにな。
龍「あいつ…また寄り道しとんのかな」
亜「どうだろう。最近は真っ直ぐ帰ってくるようになってたのにね」
涼太は何か気になるものを見つけると、すぐにそっちへと行ってしまう。だから寄り道しないっていう約束をいつもしていた。
最近はちゃんとできてたのに…
なんだか嫌な予感がしたんだ。
亜「龍友くん、ちょっと急ごう」
龍「ん？お、おう」
急に気合いを入れた俺を不思議そうに見つめながらも早足で建物内を移動する。
龍「りょ、うた？」
角を曲がった時、消え入りそうなほど小さな龍友くんの呟きが聞こえた。
真っ直ぐ先を見てみると、人がうずくまっている。
誰、じゃない。涼太だ。
亜「っ、涼太っ！」
龍友くんと駆け寄っていく。
それと同時に傾く涼太の身体。
ドサッ…
手を伸ばすも届かず、床に倒れた涼太を抱き起こす。
亜「涼太、しっかりしろ」
龍「りょーた、もう大丈夫やからな」
その時。一筋の涙が、涼太の頬を濡らした。
龍「涼太。何があったんや、」
ねぇ涼太。今、涼太に何が起きてるの？どうして泣いているの？
聞きたいことだらけなんだ。
同じ後悔なんてしたくない。
守りたいんだ、涼太を。
大切な弟。脆くて繊細で。だけど…
誰よりも強がりな君を。
俺らに守らせてよ。
冷たくなった涼太の細くて綺麗な手を握りしめる。
そのまま涼太をおんぶして、楽屋へと戻った。
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npagxp(プロフ) - 叶夢さん» ありがとうございます！ (2020年4月1日 21時) (
レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
叶夢(プロフ) - 続編も楽しみにしてます(*´∀｀) (2020年4月1日 17時) (レス) id: 08075bc0b9 (このIDを非表示/違反報告)
npagxp(プロフ) - 叶夢さん» お仕事お疲れさまです！そう言って頂けるととても嬉しいです！できるだけたくさん更新できるよう頑張ります！ (2020年3月9日 16時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
叶夢(プロフ) - 今、仕事がすごく忙しくて(;_;)このお話読むのが１つの息抜きです(;_;)更新ありがとうございます!! (2020年3月9日 11時) (レス) id: 08075bc0b9 (このIDを非表示/違反報告)
npagxp(プロフ) - 叶夢さん» コメントありがとうございます！今まであまり末っ子を出せなくてすみませんでした…これからはもう少しバランスよくだせるように頑張ります！ (2020年2月2日 20時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：npagxp | 作成日時：2020年1月19日 10時
