#43 ページ43
side玲於
玲「涼太くん、寝れてるかな、」
そろそろ寝ようとベッドに入ったものの、そんな事ばかり考えてしまってなかなか眠れない。
もし寝れていなかったらどうしよう、なんて思い始めたら止まらなかった。
ガチャ
少しだけ、少し覗くだけならいいよね？涼太くんが寝れているならそれでいい。そう思って静かに部屋を出る。
玲「いや何してんだよ、お前は」
隼「あれ！？玲於じゃん」
今まさに涼太くんの部屋とドアに手をかけ、開けようとしている隼がいた。
隼「別に変なとこしてないから！ちょっと寝れてるかなって…」
玲「声でけぇんだよ」
隼「ごめんごめん」
なんだよ、考えてること同じじゃねえか。さすが最年少コンビ。
隼「玲於は？」
玲「俺も涼太くん見に来ただけだし」
隼「おぉ！一緒じゃん！さすが俺ら」
なんだかんだ考えてること同じなんだよな。
こいつのこういう所はありがたい。まぁ本人には絶対に言ってやんないけど。
ガチャ…
隼「…あれ？」
玲「いねえの？」
静かに部屋に入ってベッドを見ても涼太くんはいなかった。
隼「なんで！どこ！」
玲「おい、待てって」
勢いよく部屋を飛び出す隼の後ろを慌てて追いかける。まずは隣の部屋の龍友くんに報告して、一緒に探してもらおう。
そう思ったのはやっぱり隼も同じだったみたいで。
ガチャン！
隼・玲「龍友くん！」
龍友「…っ！しーっ！」
驚いたように目を見開いた龍友くん。そして口元に人差し指を当てかと思えば、親指を立てて龍友くんの後ろを指す。
隼・玲「後ろ…？」
隼とふたりでゆっくりベッドに近付く。
隼「いた…」
玲「よかった、」
そこには、龍友くんにぴったりとくっついて眠る涼太くんの姿があった。
龍「涼太おらんくてびっくりしたんか。ごめんな」
小さな声でそう言った後、涼太は大丈夫だからお前らも寝ろと言って部屋を追い出された。
隼「良かったぁ」
玲「ん。…てか部屋戻れよ」
何故か俺の部屋の前で立ち止まる隼。
隼「なぁ、俺らも一緒に寝ようよ」
玲「はぁ？」
こいつ何言ってんだ。
隼「今日だけ！なんなら俺は床でいいから！」
そこまでして俺と寝たいんかい。
まぁ龍友くんと涼太くんがぴったりくっついているのを見て、ちょっとだけいいな。なんて思ったけどさ！？
玲「今日だけな」
隼「よっしゃぁ！さんきゅ」
ノリノリで部屋に入る隼。
仕方なさそうに言ったものの、本当は嬉しかったなんて言ってやんないけどね。
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npagxp(プロフ) - 叶夢さん» ありがとうございます！ (2020年4月1日 21時) (
レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
叶夢(プロフ) - 続編も楽しみにしてます(*´∀｀) (2020年4月1日 17時) (レス) id: 08075bc0b9 (このIDを非表示/違反報告)
npagxp(プロフ) - 叶夢さん» お仕事お疲れさまです！そう言って頂けるととても嬉しいです！できるだけたくさん更新できるよう頑張ります！ (2020年3月9日 16時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
叶夢(プロフ) - 今、仕事がすごく忙しくて(;_;)このお話読むのが１つの息抜きです(;_;)更新ありがとうございます!! (2020年3月9日 11時) (レス) id: 08075bc0b9 (このIDを非表示/違反報告)
npagxp(プロフ) - 叶夢さん» コメントありがとうございます！今まであまり末っ子を出せなくてすみませんでした…これからはもう少しバランスよくだせるように頑張ります！ (2020年2月2日 20時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：npagxp | 作成日時：2020年1月19日 10時
