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side龍友
龍「んっ、あれ」
少しザワザワする声で目を覚ます。
亜「あ、龍友くん」
裕「おはよ」
メ「ごめんね、うるさかった？」
龍「なんでみんな…」
何故かみんなが病室に集まっていた。
玲「なんで連絡してくれなかったの」
隼「涼太くん、」
玲於と隼が涼太の手を握ってそう言った。
龍「ごめん…ちょっと僕も余裕なくて…」
メ「大丈夫だよ。任せっきりにしちゃった俺らが悪いんだから」
裕「俺らここおるから、まだ寝とってもええで」
龍「ん、大丈夫」
背筋を伸ばしてすっきりする。
龍「お前も起きろや…」
そう言いながら涼太の頭を撫でる。
目の前で眠る涼太は脆くて、少しでも力を入れると壊れてしまいそうで。
どう触れれば、涼太を笑顔にできるのだろう。
病院の先生は、涼太が自分から病室を抜け出したのだろうと言っていた。つまり、自分から居なくなろうとしたということ。
なぁ、なんでなん？
僕らは涼太に生きていてほしいだけなのに。
涼太は生きていること自体が辛いの？
生きる理由が僕らじゃダメなのか？
ピコンッ
玲「いや、病院なのになんでマナーモードにしてないんだよ」
ほんとそれな。
亜「あ、待って。涼太のだ」
じゃあ仕方ねーか。
亜「え、なにこれ、」
メ「どーしたの？」
亜「いや、」
隼「なんで隠すんすか！」
気まずそうに言葉を濁らせる亜嵐くん。
亜「今さ、スタッフさんから涼太へのLINEきてさ。ちょっと内容見えちゃったんだけど、」
龍「それで？」
亜「今どこで何してる。さっさといつもの部屋へ来い。メンバーに手を出さない代わりに、お前がヤラせてくれるんじゃなかったのかよ」
龍「は？」
それってどうゆうこと？
亜嵐くんの言ってる意味がわからん。
玲「何それ」
裕「どうゆうことやねん」
隼「意味わかんないんだけど」
メ「それが送られてきたってこと？」
亜「うん、」
メンバーに手を出さない代わりにヤラせる？
それって…
龍「ヤラせるって…」
メ「俺らに手を出さない代わり？」
亜「いつもの部屋って…」
隼「いつもヤってるってこと？」
涼太が僕らの代わりに傷付いていたってこと？
守っていたつもりが、守られていたってこと？
裕「じゃあ暴行もこのスタッフさん？」
玲「そう考えるのが自然だよね」
龍「なんで涼太ばっか、」
メ「ほんと、なんでだろうね」
悔しくて涙が零れる。
背中に当てられたメンさんの手は、暖かかった。
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npagxp(プロフ) - 叶夢さん» ありがとうございます！ (2020年4月1日 21時) (
レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
叶夢(プロフ) - 続編も楽しみにしてます(*´∀｀) (2020年4月1日 17時) (レス) id: 08075bc0b9 (このIDを非表示/違反報告)
npagxp(プロフ) - 叶夢さん» お仕事お疲れさまです！そう言って頂けるととても嬉しいです！できるだけたくさん更新できるよう頑張ります！ (2020年3月9日 16時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
叶夢(プロフ) - 今、仕事がすごく忙しくて(;_;)このお話読むのが１つの息抜きです(;_;)更新ありがとうございます!! (2020年3月9日 11時) (レス) id: 08075bc0b9 (このIDを非表示/違反報告)
npagxp(プロフ) - 叶夢さん» コメントありがとうございます！今まであまり末っ子を出せなくてすみませんでした…これからはもう少しバランスよくだせるように頑張ります！ (2020年2月2日 20時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：npagxp | 作成日時：2020年1月19日 10時
