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#2 ページ2

side亜嵐


涼「っん、」


やっぱ起きてたね。ゆっくりと布団をめくる。


亜「涼太おはよ」


涼「…やっ…」


涼太の顔を覗き込めば、今にも零れそうな涙がたくさん溜まっていた。


亜「あらあら、来るの遅かったか。ごめんね」


頭を撫でながら優しく声をかける。


ぽろぽろと涙を零しながらも、俺に必死に手を伸ばしているところを見ると、まだ今日は落ち着いているんだなって思う。


涼「亜嵐くんっ、」


亜「んー?どしたー?」


俺の名前を呼んでくれているってことは大丈夫だね。パニックにはならずに済みそう。名前を呼んでくれて、俺を求めてくれているということは、ちゃんと俺の存在を認識できているということ。



亜「龍友くんの朝ごはん食べに行こっか」


涼太の手をしっかり握ってリビングへと続く階段を降りていく。

まだ若干、目を潤ませたままの涼太の手を引いていく。ゆっくり、ゆっくりとひとつひとつ降りていく。


亜「顔、先に洗っちゃおうか」


涼「ん」


洗面所に連れていく。




傍から見れば、異常な過保護かもしれない。


けど、俺らからすればこれがあたりまえ。
可愛い弟だから。俺らが守るんだ。


顔をしっかりとタオルでふいて、手を差し出してくる涼太をみてふと、そんなことを改めて思った。

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npagxp(プロフ) - 叶夢さん» ありがとうございます! (2020年4月1日 21時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
叶夢(プロフ) - 続編も楽しみにしてます(*´∀`) (2020年4月1日 17時) (レス) id: 08075bc0b9 (このIDを非表示/違反報告)
npagxp(プロフ) - 叶夢さん» お仕事お疲れさまです!そう言って頂けるととても嬉しいです!できるだけたくさん更新できるよう頑張ります! (2020年3月9日 16時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
叶夢(プロフ) - 今、仕事がすごく忙しくて(;_;)このお話読むのが1つの息抜きです(;_;)更新ありがとうございます!! (2020年3月9日 11時) (レス) id: 08075bc0b9 (このIDを非表示/違反報告)
npagxp(プロフ) - 叶夢さん» コメントありがとうございます!今まであまり末っ子を出せなくてすみませんでした…これからはもう少しバランスよくだせるように頑張ります! (2020年2月2日 20時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:npagxp | 作成日時:2020年1月19日 10時

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