三角形の恋模様《我妻善逸》弐

その65 ページ19

善逸side





A「んん･･･。」



善逸「！？！！？」





包帯が巻かれた俺の脚と脚の間に、Aの脚が伸びてきた...！





こっ、声を出すな我妻善逸！




1秒でもこの幸せな時間を引き延ばすために、絶対にAを起こしちゃ駄目だ...！






善逸「･･･っ！！！！！」






Aー！！！



脚をモサモサ動かさないでぇえ！




しっ、下の制御は出来ないんだから！！！





俺もうなんで朝からこんな汗だくなの！？







A「んー･･･」




まずい、起きる...！？



A「善逸･･･かっこいい･･･ﾑﾆｬﾑﾆｬ」





もしかしてA今･･･

俺の夢見てかっこいいって言った･･･？







善逸「かっ、可愛い･･･！！！」






ハッ、しまった！つい声を出してしまった！








A「ん･･･？」




善逸「あ･･･」






目を覚ましたAと目が合った時、Aは自分の胸に目線を落とした。






やばい俺、ぶん殴られる...！






善逸「やっあのっ、これは違くて、不可抗力だったというかその、えーっと」





A「善逸の馬鹿！！！」





善逸「いってぇぇええええ！！」





A「もう一生善逸と一緒に寝ないから！変態！最低！」





善逸「違うんだよぉ！本当に最初はそんなつもりじゃ無かったんだよぉ！」





A「最初は？ってことはそれ以降はそういうつもりだったんでしょ？」





善逸「うっ･･･ごめんなさいぃいいいい」







A「あれだけ嫌だって言ったのに！もう知らない！」

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