その59 ページ13
Aside
このまま溶けてしまうんじゃないかと思うくらい体中が熱くて、
みるみるうちに耳まで赤くなっていくのが、恥ずかしいくらいに自分でもハッキリと分かった。
唇を離したその瞬間、善逸は私をギュッと抱きしめた。
A「ぜ、善逸・・・?」
善逸「今、顔見られたくないから・・・しばらくこうしてて・・・」
きっと、顔も耳も真っ赤なのは私だけじゃないんだ。
嫌々ながらも毎日鍛錬をしていた善逸の体は、私が思っていたよりもずっと大きくて、頬に触れる善逸の髪がくすぐったい。
善逸「俺、Aが好きだよ」
A「私も...善逸が好き」
善逸「そっ、それ耳元で言うの駄目ぇ...///」
A「最初に言ったのは善逸でしょ!」
善逸「だって...!俺そんなの言われ慣れてないんだもんん...///」
A「私は出会った頃から毎日のように言われてますから、誰かさんに」
善逸「そ、その時と今とじゃ、俺にとって『好き』の意味が全然違うの!」
善逸は私を抱きしめる手を緩めて、目を見てこう言った。
善逸「こんなにも心の底から好きだと思ったのは、Aだけなんだからね」
やっぱり善逸の顔は赤く染まっていて、だけどその目は、いつになく真剣だった。
A「それは私も同じだよ」
私がそう言うと、善逸はエヘヘと頭を掻いた。
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マナ - そうだったんですね!ありがとうございます!!これからのお話、番外編楽しみにしています! (2020年6月28日 23時) (レス) id: e03751a58e (このIDを非表示/違反報告)
ぜんいちゅ(プロフ) - マナさん» コメントありがとうございます!本編は既に最終話まで描き終えてしまっているので、番外編としてリクエストお答え致します、しばらくお待ちください! (2020年6月28日 22時) (レス) id: 00a91bfced (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 最新話を読んで、獪岳が鬼化しても夢主の事が好きな気持ちはずっと変わらず、会いに来てくれないかな…と読んでいて思いました。勝手なリクエストなのですが、獪岳と善逸が嫉妬に狂うという場面を書いて貰えませんか??宜しくお願いします! (2020年6月28日 20時) (レス) id: e03751a58e (このIDを非表示/違反報告)
ぜんいちゅ(プロフ) - ミーさん» コメントありがとうございます!うわぁ嬉しい( ; _ ; ) 私もここから先ずっと書いてて苦しかったんです、、、。ぜひ最後までよろしくお願いします! (2020年6月26日 23時) (レス) id: 00a91bfced (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 善逸も獪岳もどちらも好きなので夢中で読んでしまいました!獪岳が任務に行ってしまった時は、思わず悲しくなりました(;_;)鬼化してからの獪岳と夢主との恋愛がどうなるのか気になりました!応援してます!更新頑張ってください!! (2020年6月26日 23時) (レス) id: 36dcb4ceb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぜんいちゅ | 作成日時:2020年5月23日 13時