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トーナメント一回戦が始まった






順調に試合は進行していき、ついに私の番となった






拳をグッと握りながら入場するとワッと一気に観客席から歓声が巻き起こった



緊張で若干震えるが、今はそんな事気にしてらんない。







向かい側からは三奈ちゃんがステージ上へと上がってきた







三奈ちゃんはニッと笑うと


「友達だけど、負ける気ないから!」

そう言って構えのポーズを取る






私も負けじと


「わ、私だって、勝つつもりだから!」






と大声を張り上げると


プレゼントマイクの「START!」と言う声と共に試合は始まった








すぐに私は駆け出す


私の個性は「重力」触れた人や物に負荷をかけることができる


早い話、三奈ちゃんに触れさえすれば後は負荷をかけてダウンを待てばいいだけだ






しかしそう簡単に触れることなんてできない


運動神経のいい三奈ちゃんは私が触れる直前に体をサッと避け





「これでもくらえ!」

と酸を辺りに振りまいた


まずい!と慌てて距離を取るが全てを避けきることはできず、酸が服についてしまう





すると酸の付着した部分が一気に溶け出し、



「え?!ちょ、ちょっとヤバい!!」






私の服がみるみるうちに穴あきになり、とんでもない醜態を晒してしまった


右太ももがほぼ全体露わになり、上半身に至っては左肩からみぞおちの辺りまでざっくりと見えている







ていうか下着が見えてしまっていた



このハプニングに観客席は大いに盛り上がり、シャッターの音が一斉に鳴った


必死に手で隠そうとするも、三奈ちゃんの猛攻撃は続き それに対応する事で精一杯だった







「おりゃおりゃおりゃ!」




勢いにのった三奈ちゃんは素早い動きで私を端に追い込む


このまま場外にしてしまおうと考えているらしい。




今のままでは負けてしまう・・・!そう悟り、服を犠牲にする覚悟を決めた




「・・・っ負けてたまるか!」




一気に前のめりで三奈ちゃんに突進する


触られるのを避けるためか三奈ちゃんは再び辺りに酸を振りまいた






しかしそれにもかまわず突進し、私は高く飛ぶと



「ごめん三奈ちゃん!」






自分に200kgの負荷をかけ、そのまま三奈ちゃんにとび膝蹴りをかました






私の膝は三奈ちゃんのみぞおちに命中し


「ぐえっ!」

と低くうなったあと、三奈ちゃんはダウンした

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設定タグ:僕のヒーローアカデミア , ヒロアカ , 爆豪勝己   
作品ジャンル:恋愛
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御影 - 毎回思いますが、夢主の絵がとても可愛いです (2022年4月16日 1時) (レス) @page27 id: 1a6498a95b (このIDを非表示/違反報告)
りお - かっちゃんの髪色は金色ではなくクリーム色では…? (2020年1月5日 14時) (レス) id: acd24f905b (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - 夢主ちゃん普通に可愛い……。私のタイプですwお気に入り登録させてもらいました!これからもがんばってください! (2019年7月25日 20時) (レス) id: 384c8d82d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずしお(プロフ) - マダオさん» わ〜〜!!ありがとうございます!!!最初らへん病み過ぎですよね笑笑そう言われるとめちゃ気力湧きます頑張ります!! (2019年7月13日 0時) (レス) id: b3379391c5 (このIDを非表示/違反報告)
マダオ - この小説大好きです…!病んでる爆豪ほんとに最高です。生きる糧ですありがとうございます。 (2019年7月12日 23時) (レス) id: 73cdb567d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆずしお | 作成日時:2018年2月18日 22時

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