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第二十二話. ページ23

「……………A?」


『おか、あ…さん?』


其処には愛して止まない父と母の姿


だが、其処に私の大好きな二人は無かった


私の瞳に映ったものは、絶句や焦燥に等しい両親の表情


そこに、今か今かと待ち構えて居た首領


彼は私を見る也、嬉々として火に油を注ぐ様に叫んだ


「今が絶好のタイミングじゃ…っ、撃て!」


ポートマフィアの首領


常に側近として銃殺に長けた黒服を置いて居る


黒服は私目掛けて銃口を狙い定めた


『…ねぇ、私の異能は…っ、何がそんなにいけないの?』


意図せずに口から零れ落ちる心情は、迚、苦い


「いけなくなんか…、」


『お母さん、お父さん』


『私ね……………生きて居るだけで罪なんだって』




早く、殺してよ_____


その瞬間、何処からか乾いた銃声音が響き脳を木霊した


次に感じたのは、腹部の違和感と全身の脱力感…そして



抗えない程の痛み


『ぅ、っぐ…あぁぁぁぁああ!!』


私の腹部を貫いた銃弾は、背後に佇む壁に亀裂を入れた


『…痛い、痛い痛い……っ痛い、よ』


「A!」


遠のく意識の中で聞こえた大好きな両親の声


そして、私の意識と引き換えに



“異能力、雪国”



私は異能に操られた

第二十三話.→←第二十一話.



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 太宰治 , 文スト   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - 伊月さん» コメントありがとうございます!物語の構成は創る以前に練った部分もあるのでお気付きになって貰えて嬉しいばかりです……!深夜帯の方が泣ける可能性何故か高いですよね、笑今度も精進して参ります!本当にありがとうございます! (2021年10月21日 21時) (レス) id: da98b739f5 (このIDを非表示/違反報告)
伊月 - 物凄くよかったです!文体がめちゃくちゃ私好みな上、物語の構成がもう涙しか誘わない...泣けなかったけどもw 深夜に読んでこっそり泣こうかな。表現とかもすごく綺麗で、とても参考になりました。漢字沢山使ってて文ストっぽくて好きです!活動応援してますね! (2021年10月18日 12時) (レス) @page50 id: db73aa45c7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます!神作だなんて私には勿体ない程ありがたいお言葉を頂いてしまって……、、文才ももう褒めてもらえて幸せでいっぱいです!私もそのように優しい主様に出会えて良かったです!ありがとうございます…! (2021年10月6日 0時) (レス) id: da98b739f5 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - いや、真面目に泣きました。神作過ぎます、、、、、こんなの見れて今日は私の命日なのかな?感動しましたし、作者さまの文才が凄いですね!こんな神作、もう出会えないかも知れない。出会えて良かった、、、、、 (2021年10月4日 23時) (レス) @page49 id: 2eb070a2f9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます!そのような嬉しいお言葉をいただけて私も幸せですし泣きそうです…、感動できる作品創りを心掛けて居るので良かったです…!本当にありがとうございます! (2021年9月23日 20時) (レス) id: da98b739f5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年5月28日 21時

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