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第十七話. ページ18

「…異能力、人間失格」


宙を切らずに確りと、確実にAちゃんを捉え捕まえていた


途端、強く渦巻いていた風も異能の光も弾け


中に居たAちゃんが開放された


「…っ、Aちゃん!」


倒れ込むAちゃんを確りと支え、ゆっくりと地に膝を着く


依然意識は無く、ぐったりとした様子で浅い呼吸を繰り返して居る


「森さん…森さんの処へ連れて行かないと」


やっとの思いで僕自身も周到さを取り戻し正常な判断も下せる様に成った


そうして僕はAちゃんを其の儘抱き上げ森さんの診療所へ足を進めようと立ち上がった


「太宰くん…!」


「…森さん、遅いよ。意識が戻らないんだ」


「矢張り、駄目だった様だね。却説、太宰くん」


君には話しておく必要が在るね。と、森さんが僕に云う


「Aちゃんの異能と、過去を…ね。」


そう静かに、はっきりと云い放った森さんの声は


何処からか吹く風と共に舞い、静寂を呼び込んだ

第十八話.→←第十六話.



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 太宰治 , 文スト   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - 伊月さん» コメントありがとうございます!物語の構成は創る以前に練った部分もあるのでお気付きになって貰えて嬉しいばかりです……!深夜帯の方が泣ける可能性何故か高いですよね、笑今度も精進して参ります!本当にありがとうございます! (2021年10月21日 21時) (レス) id: da98b739f5 (このIDを非表示/違反報告)
伊月 - 物凄くよかったです!文体がめちゃくちゃ私好みな上、物語の構成がもう涙しか誘わない...泣けなかったけどもw 深夜に読んでこっそり泣こうかな。表現とかもすごく綺麗で、とても参考になりました。漢字沢山使ってて文ストっぽくて好きです!活動応援してますね! (2021年10月18日 12時) (レス) @page50 id: db73aa45c7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます!神作だなんて私には勿体ない程ありがたいお言葉を頂いてしまって……、、文才ももう褒めてもらえて幸せでいっぱいです!私もそのように優しい主様に出会えて良かったです!ありがとうございます…! (2021年10月6日 0時) (レス) id: da98b739f5 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - いや、真面目に泣きました。神作過ぎます、、、、、こんなの見れて今日は私の命日なのかな?感動しましたし、作者さまの文才が凄いですね!こんな神作、もう出会えないかも知れない。出会えて良かった、、、、、 (2021年10月4日 23時) (レス) @page49 id: 2eb070a2f9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます!そのような嬉しいお言葉をいただけて私も幸せですし泣きそうです…、感動できる作品創りを心掛けて居るので良かったです…!本当にありがとうございます! (2021年9月23日 20時) (レス) id: da98b739f5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年5月28日 21時

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