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第十一話. ページ12

「ねぇ君。名前は何て云うの」


『……私の名を聞いてどうするの』


齢八に成る子供とは思え無い程の口振りと警戒心


「僕の看病をして呉れて居るのだからね」


名前くらいは教えて呉れても佳いだろう


そう云うが、頑固として口を割ら無い少女


此は多分聞け無いだろうな…


そう思って居ると木製の扉がぎいっと音を立てて開いた


「やぁ太宰くん、調子はどうだね?」


「大丈夫だけれど……」


そう僕が口篭れば、続けて森さんは僕に問い掛けた


「何か在るのかい?」


「僕の看病をして呉れて居るこの子」


“名前を教えて呉れ無いんだ”


『…っ、態々森さんに云わ無くても』


「嗚呼、其の子はAちゃんだよ」


私の娘の様な子だ。仲良くしてあげて欲しい


そう云われた


案外あっさりと教えて貰えるのだなと一人勝手に驚いて仕舞った


其の日からは(とても)大変だった


主にAちゃんに心を開いて貰う事が

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 太宰治 , 文スト   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - 伊月さん» コメントありがとうございます!物語の構成は創る以前に練った部分もあるのでお気付きになって貰えて嬉しいばかりです……!深夜帯の方が泣ける可能性何故か高いですよね、笑今度も精進して参ります!本当にありがとうございます! (2021年10月21日 21時) (レス) id: da98b739f5 (このIDを非表示/違反報告)
伊月 - 物凄くよかったです!文体がめちゃくちゃ私好みな上、物語の構成がもう涙しか誘わない...泣けなかったけどもw 深夜に読んでこっそり泣こうかな。表現とかもすごく綺麗で、とても参考になりました。漢字沢山使ってて文ストっぽくて好きです!活動応援してますね! (2021年10月18日 12時) (レス) @page50 id: db73aa45c7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます!神作だなんて私には勿体ない程ありがたいお言葉を頂いてしまって……、、文才ももう褒めてもらえて幸せでいっぱいです!私もそのように優しい主様に出会えて良かったです!ありがとうございます…! (2021年10月6日 0時) (レス) id: da98b739f5 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - いや、真面目に泣きました。神作過ぎます、、、、、こんなの見れて今日は私の命日なのかな?感動しましたし、作者さまの文才が凄いですね!こんな神作、もう出会えないかも知れない。出会えて良かった、、、、、 (2021年10月4日 23時) (レス) @page49 id: 2eb070a2f9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます!そのような嬉しいお言葉をいただけて私も幸せですし泣きそうです…、感動できる作品創りを心掛けて居るので良かったです…!本当にありがとうございます! (2021年9月23日 20時) (レス) id: da98b739f5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年5月28日 21時

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