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『松陽ー、“喫茶ポアロ”だって。
見てよ、このハムサンド。すっごい美味しそう』


松陽「へぇ…家から近いですね。行ってきたらどうですか」


『松陽は行かないの?』


松陽「私は本を読もうと思っているので」


『ん。じゃ行ってくるね』





ある日、雑誌で紹介されていたポアロという喫茶店(のハムサンド)に興味を持った私は、日傘を差して家を出た。


番傘もあるが、この時代に番傘は浮く。まして、和服やチャイナ服なんて。


私達もちゃんと順応しているのだ。


スマホも使えます。年寄りだからってなめんなよ。









.









『ここがポアロ…』



ポアロの上には、毛利探偵事務所があった。


毛利というと、最近度々話題になっている“眠りの小五郎”と呼ばれる探偵か。






まあいいや。今はこれから食べるハムサンドに集中しよう。





カランカランと入り口のベルが鳴った。





安室「いらっしゃいませ!お好きな席にどうぞ」



あらイケメン。金髪で色黒の青年が、胡散臭い程の営業スマイルで迎えてくれた。



取り敢えずカウンター席に座る。



『えっと…アイスコーヒーとハムサンドを一つずつ』


安室「かしこまりました」




平日の昼間だからか、人はあまり多くない。



窓の外に下校中の小学生が見えた。









安室「お待たせしました。アイスコーヒーとハムサンドです」


『どうも』





やっぱり紙で見るより生で見る方が美味しそう。



ハムサンドを一口食べる。




美味い…!




予想以上に美味かった。





今度松陽も連れてこようっと。

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通り掛かりの読み手 - 失敗は成功の元です (2019年7月10日 20時) (携帯から) (レス) id: 4152a3e52f (このIDを非表示/違反報告)
長篠(プロフ) - 通り掛かりの読み手さん» なぜか非公開になってました…、 (2019年7月10日 19時) (レス) id: dff0e36449 (このIDを非表示/違反報告)
長篠(プロフ) - 通り掛かりの読み手さん» あ……完全なるミスですね。ご指摘ありがとうございます。直してきます! (2019年7月10日 19時) (レス) id: dff0e36449 (このIDを非表示/違反報告)
通り掛かりの読み手 - すみません通り掛かりの者ですが8がないようなんですがミスでしょうか? (2019年7月10日 17時) (携帯から) (レス) id: 4152a3e52f (このIDを非表示/違反報告)
長篠(プロフ) - 雪華さん» 雪華さん、申し訳ありません。どちらもあまり詳しくなくて…小説を書けるほどではないんです。ご期待に応えられず本当にすみません。 (2018年11月24日 12時) (レス) id: dff0e36449 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:長篠 | 作成日時:2018年10月4日 21時

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