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外に出ると、もう真っ暗になっていた。
まぁそれもそうか。
いつの間にか時計の針は21:00を指していた。
紫耀と話しながら家に向かう。
するとその途中。
急に雨が降り出した。
最初はポツポツとした雨だったが、段々と強くなり、あっという間に豪雨になる。
俺と紫耀はとりあえずコンビニに逃げ込んだ。
紫「ついてないね。」
そう言って困ったように紫耀は笑う。
廉「弱まるまで、ここにいよう。」
とりあえずこう言ったものの、雨は全く弱まらない。
10分ほど待ったあと。
俺達は諦めてコンビニの傘を買った。
ずっとここで待っていても仕方ない。
俺が傘を開いて歩きだそうとした時。
紫「あっ…。」
廉「なんかあったんか？」
紫「いや、今お母さんからLINEがきて」
廉「うん。」
紫「雨の影響で今日は帰れないってさ。」
廉「そっか、大変やな。」
紫「廉の両親は？」
廉「あ〜、俺はもとからどっちも仕事やで。」
紫「…。」
廉「紫耀？」
紫耀は急に黙り込む。
俺がもう一度声を掛けると、紫耀は言葉を選ぶようにゆっくりと口を開いた。
紫「今日俺ん家に泊まる…？」
ん？
泊まる？
しょ、紫耀の家に！？
廉「…えっ！？！？」
紫「別に無理にとは言わないよ。」
廉「いや、そういう訳じゃ無いんやけど。」
紫「…やだ？」
廉「い…嫌やないよ。ぜっ全然。」
紫「じゃあ、泊まってくれる…？」
廉「…うん。」
紫「ありがと。」
勢いで泊まるって言ったけど
俺はまだパニック状態や。
俺はちらりと紫耀を見る。
紫耀はいつもと変わらず、笑っている。
でも、俺は気づいた。
真っ赤に染まった紫耀の耳に。
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恋空奈 - 色々なことを考えて感想を削除させてもらいました。これは作者のせいであり皆様は一切関係ございません。これからも私の小説をよろしくお願いします。 (2021年4月2日 23時) (
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作者名：恋空奈 | 作成日時：2021年3月14日 18時
