幼馴染の君に恋をした３ (ページ11)

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１０４　紫耀side ページ11

皆さん本当にごめんなさい(土下座)
１０３話の内容少し変更させていただきました。
どうしても廉君のお父さんが頑固で同性愛に偏見のある人に思えなくて、何回も書き直して頑固な人になるよう努力したのですが、うまく書けませんでした…。
けれど、廉君のお父さんには反対してもらわないと困るので別の理由にしました。
なので、一度１０３話の最後らへんを読んでからの方が話がつながるかもしれません。
皆さん、作者のせいで本当にごめんなさいஇ௰இ

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紫耀side

廉の家に入ると、廉のお父さんとお母さんが椅子に座っていた。

あまり状況が呑み込めていないのか、廉のお母さんは俺を見るとぎこちなく笑う。

廉母「紫耀君、いらっしゃい。」

紫「夜遅くにすみません。」

廉母「良いのよ、とりあえず座って。」

俺は廉の隣に腰を下ろす。

廉母「廉から少し聞いているけど、大事な話って？」

廉のお母さんが心配そうに俺たちを見てくる。

この言葉を合図に俺は口を開いた。

紫「あの、実は俺と廉夏ごろから付き合っています。」

廉母「え…。」

俺の言葉を聞いて、廉のお母さんは手を口元にもっていく。

そして廉のお父さんは、驚いたように目を見開いた。

まぁ、驚かない方が不思議だろう。

彼女ならともかく幼馴染の男と付き合っていると言われたんだから。

廉「母さん父さん、驚くのもわかる。でも俺は紫耀が好きなんだ、だから許してほしい。」

紫「俺からもお願いします。」

俺と廉は頭を下げる。

先に口を開いたのはお母さんの方だった。

廉母「…二人とも。」

その言葉に俺と廉はゆっくりと顔をあげる。

廉母「ふふっ、そんな顔しないで。大丈夫、反対なんてしないわ。」

廉「じゃあ…！」

廉母「おめでとう。」

俺と廉は顔を見合わせる。

良かった、これで…。

廉父「…ごめん、俺は反対だ。」

廉「え…。」

廉母「ちょっと、お父さん！」

廉父「紫耀君と廉君は男同士なんだ。俺は応援することは出来ない…。」

廉のお父さんはそういうと席を立つ。

気付くと、俺は廉のお父さんを引き留めていた。