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仕事が忙しいとは言っていたけど、毎週欠かさずに来ていた彼。
2ヶ月も空くと違う理由で来なくなったのではないかと考えてしまう。
遠いところに引っ越した?
コーヒー豆になにか不備があった?
コーヒー豆があれば、うちの店に来なくてもよくなった?
嫌われた?
考えれば考えるほど、ネガティブな方向へ進んでしまう。
常連さんに指摘されるくらい顔に出てるなんて、社会人として失格だ。
なんて思うと、余計に落ち込んでいく。
ふと時計をみると、閉店の30分前だった。
ラストオーダーギリギリの時間だ。
1日雨だったので
やって来るお客さんも少なく、店内にはもう誰もいない。
「こんな時間じゃ、、流石にもう来ないよね」
少し早いが閉店の片付けを始めようとすると、
カランカラン…
ドアの開く音が鳴り、外の冷気がふわっと入ってくるのを肩で感じた。
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優雨 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜分遅くにいきなりすみません。。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 2のここの部分 都内の家をイノベーションなんてしたのだから、 これ正しくはリノベーションではないんでしょうか? (2022年5月23日 0時) (レス) @page2 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
era(プロフ) - レイさん» レイさん、恐縮です…ありがとうございます(;o;)お気遣いも優しすぎて私こそ癒されました…レイさんもご自愛くださいませ! (2018年1月17日 10時) (レス) id: 0e6a82481d (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - eraさんの小説とっても面白いです!日々癒やされております。小説を書くのがとても上手ですね( =^ω^)次回作もすごく楽しみですが、まだまだ寒い日が続きますので、お身体ご自愛ください☆ (2018年1月17日 2時) (レス) id: 9efa47c4d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:era | 作成日時:2017年12月3日 22時