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萩谷Side
やべ…マジではぐれた…。
萩「ごめん、俺が3人がどっち行ったか見てなくて…」
A「いえ！私こそ、歩くの遅くてすいません…」
申し訳無さそうに頭を下げる彼女。
萩「いやいや！謝んなくていいから！」
A「でも…。あっ」
日奈ちゃんからLINEが来たようだ。
A「この人混みじゃ合流するの無理かもって言ってます…」
これは、打ち合わせの感じ…ではないよな。
さすがに顕嵐たちも想定外だったはず。
合流はもともとしない予定だったし…。
萩「2人で行っちゃおっか」
A「ですね」
人混みをかき分けながら歩き、少し人が少ないところを探す。
萩「どこも人だらけだな〜…」
やっとの思いで人混みを抜け、花火が始まる時間まで休憩することにした。
萩「Aちゃんは、花火大会来たことあるの？」
A「実は1回もないんです。うちは両親は勉強とかにすごい厳しくて、めったに遊びになんて行かせてくれなかったから」
萩「そうなんだ…。」
A「だから大学に入った頃はすっごいワクワクしてたんです。日奈から色んな話を聞いて、行ってみたいなって思ってたので」
萩「そっか〜、じゃあ誘ってよかったわ」
A「え？」
萩「花火が嫌いだったらどうしようとか思ってたけど、楽しみにしてくれてたんだね」
A「はい。楽しみです。どんなのがあがるんだろう…」
やっと笑顔になってくれた彼女を見てホッとしていると、
？「花園さん…？」
A「！」
？「花園さんだよね？」
A「ひ、人違いだと思います…」
明らかに顔が青ざめている。
雰囲気からして彼女をいじめてたのはこの子ではない感じはするけれど、会いたくはないはずだ。
萩「君が誰か分かんないけど、彼女は違うって言ってるからたぶん人違いだと思うよ。(小声で)Aちゃん、行こ」
？「あ、ちょっと…」
呼び止めてくる女の子を無視し、俺は彼女の手を取って歩き出す。
萩「じゃあ、俺が知ってる穴場連れてってあげる」
萩「そこなら人も全然いないし」
A「萩谷さん！」
萩「ん？」
A「ほんとに…ごめんなさい。また迷惑かけちゃって」
またこうやって謝ってくる。
萩「もーう！謝んないの！ほら、これから花火だし、楽しもうよ」
A「…はい(ニコッ)」
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まねまね - 最初から一気読みしちゃいました！！萩谷くんとの恋が実ってよかった〜 (2023年4月23日 11時) (
レス) id: 7ded94b651 (このIDを非表示/違反報告)
Ｍ(プロフ) - 本当ですか！？ありがとうございます。楽しみに待ってます。 (2021年4月25日 11時) (レス) id: f9e6ec9ffa (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - Ｍさん» コメントありがとうございます！気に入っていただけて嬉しいです！何回も読み返してくださったんですね…！こんな嬉しいことはないです…。another story必ず更新します！ (2021年4月24日 22時) (レス) id: 1eedcfe68d (このIDを非表示/違反報告)
Ｍ(プロフ) - すごくキュンキュンしました。このお話大好きで、何回か読み返しちゃいました。今日も一気読みしてしまって・・・もしよろしければanothore story など作ってほしいです。 (2021年4月24日 22時) (レス) id: f9e6ec9ffa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moe | 作成日時：2020年8月14日 0時
