30 ページ32
ASide
A「…嘘…でしょ？」
萩谷今度の花火大会、一緒に行かない?
花火大会に萩谷さんと…？
なんて返せば良いんだろう…。
A「あ、日奈！」
電話を掛けると、ワンコールですぐ繋がった。
日『どしたのー？』
A「は、萩谷さんからLINEが来てて…花火大会に行かないかって…言われたんだけどどうすればいいかな！？」
日『落ち着きなってー。行ったらいいじゃない』
A「無理だよ！花火大会なんて行ったことないし、第一男の人と2人っきりなんてもっと無理！」
日『じゃあどうすれば行くのよ？』
A「2人っきりじゃないなら…行く…かも」
日『じゃあついてってあげるよ。でもその代わり条件がある！』
A「は、はい？」
日『か・な・ら・ず！浴衣着ること！分かった？』
A「えぇ！？」
日『じゃ、明日講義終わったら買いに行こ！そんじゃおやすみー(プツ)』
A「え、ちょ、日奈！」
切られてしまった…。
浴衣なんて着たことないし、まず似合うかな…？
A日奈も一緒で良いでしょうか…?
そう送るとすぐ既読が付いて、返事が来る。
萩谷おっけ。じゃあ顕嵐とながつも連れて行くね
あ、なら良かった…。
初めてでいきなり2人っきりはハードル高すぎるもん。
A「あんな素敵な人がずっとそばにいてくれるなんて、そんな夢みたいな話あるわけないよね…」
“辛かったら、俺がそばにいる。だからもう、1人で抱え込むなよ”
あれは、ただの励ましだったのかな？
それとも…
A「いやいや！」
A「ありえないよ…」
もし萩谷さんが私を好きだったらなんて考えちゃうけど、それは私にとってただの妄想でしかなくて、現実的にあり得るわけがない。
でもじゃあなんで花火大会私と行こうとしてるんだろ…。
頭がモヤモヤして、夜中になっても全然眠れなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 85人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まねまね - 最初から一気読みしちゃいました！！萩谷くんとの恋が実ってよかった〜 (2023年4月23日 11時) (
レス) id: 7ded94b651 (このIDを非表示/違反報告)
Ｍ(プロフ) - 本当ですか！？ありがとうございます。楽しみに待ってます。 (2021年4月25日 11時) (レス) id: f9e6ec9ffa (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - Ｍさん» コメントありがとうございます！気に入っていただけて嬉しいです！何回も読み返してくださったんですね…！こんな嬉しいことはないです…。another story必ず更新します！ (2021年4月24日 22時) (レス) id: 1eedcfe68d (このIDを非表示/違反報告)
Ｍ(プロフ) - すごくキュンキュンしました。このお話大好きで、何回か読み返しちゃいました。今日も一気読みしてしまって・・・もしよろしければanothore story など作ってほしいです。 (2021年4月24日 22時) (レス) id: f9e6ec9ffa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：moe | 作成日時：2020年8月14日 0時
