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萩谷Side
非番だったのでなんとなーくぶらぶらしようと思って出かけたら、
男の子に絡まれているAちゃんを見つけた。
肩に腕を回されて顔をひきつらせていた。
見て見ぬ振りも出来ず、俺は彼女のもとへ走った。
萩「俺今からこの子と遊ぶ予定なんだよね。だから手、離してくれる？」
そうしてつまらなそうに帰っていく男の子。
過去のことを思い出して苦しそうにしている彼女を、僕は無意識に抱きしめていた。
近くの公園のベンチに座らせ、落ち着かせる。
萩「待ってて。飲み物買ってくるから」
A「ありがとうございます…」
そして今に至る。
A「本当にすみませんでした…。またご迷惑おかけして…」
萩「迷惑だなんて思ってないよ？それに、何があったのか大体察したよ。」
A「そうでしたか…。やっぱり萩谷さんに隠し事は出来ませんね」
萩「あの子、君をいじめてたグループのリーダーってとこかな」
A「…当たりです。中条叶大くん。高1の頃からずっと彼のグループに目つけられてたんです。
私の友達がじさつしてからそれが決行されたみたいで」
彼女は笑ってそう語る。
萩「…さっきも言ったけどさ、Aちゃんは1人じゃないから。
もしAちゃんが苦しかったり、辛かったら、俺がそばにいる。
だからもう、1人で抱え込むなよ」
A「…萩谷さんはなんで、そんなに私のこと気にかけてくれるんですか？」
なんで、かな…。
萩「Aちゃん見てると、ほっとけないんだよ。こんな事言うの恥ずかしいけどさ、
そばで守っていてあげたくなるんだ」
A「え…」
明らかに顔を真っ赤にして、でもそれを俺に悟られまいと顔を背ける。
萩「だからさ、もっと俺を頼って」
俺はもう一度、彼女を抱き寄せた。
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まねまね - 最初から一気読みしちゃいました！！萩谷くんとの恋が実ってよかった〜 (2023年4月23日 11時) (
レス) id: 7ded94b651 (このIDを非表示/違反報告)
Ｍ(プロフ) - 本当ですか！？ありがとうございます。楽しみに待ってます。 (2021年4月25日 11時) (レス) id: f9e6ec9ffa (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - Ｍさん» コメントありがとうございます！気に入っていただけて嬉しいです！何回も読み返してくださったんですね…！こんな嬉しいことはないです…。another story必ず更新します！ (2021年4月24日 22時) (レス) id: 1eedcfe68d (このIDを非表示/違反報告)
Ｍ(プロフ) - すごくキュンキュンしました。このお話大好きで、何回か読み返しちゃいました。今日も一気読みしてしまって・・・もしよろしければanothore story など作ってほしいです。 (2021年4月24日 22時) (レス) id: f9e6ec9ffa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moe | 作成日時：2020年8月14日 0時
