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A side
俊くんがこちらを向き、
俊「どう？Aちゃんも今から出来そう？」
と聞いてきたので、私はコクンと頷いた。私は一体何を怖がっていたのだろう。
今まで私が行っていた病院の先生は痛くないよと言って痛いことを平気でしてくる人だったし、私が抵抗するとベルトのようなものを巻き付けてくることもあったから、今回のレントゲンも本当は痛いのではないかと疑ってしまっていた。
でも、この病院の先生たちは私に嘘をついていなかった。私は自分を見つけてくれたのが二宮先生だったことに心の底から感謝した。
私がそんなことを考えている間に、俊くんはさっきの大きな機械を私のベッドのそばに持ってきていた。まぁくんが私の隣に来て、
雅「じゃあ手握っててあげるからちょっとだけ頑張ろうね。かざぽん１分で終わらせてくれるから！」
と言うと、俊くんは
俊「えぇっ、１分！？頑張るけどプレッシャーかけないでよ。」
と言いながら、さっき私が見たのと同じようにテキパキと準備をしていき、あっという間にあとは撮るだけになった。私が動かないように全身に力を入れていると、まぁくんに
雅「Aちゃん、呼吸はしていいんだよ。ほら、すぅーーはぁーーすぅーーはぁーー」
と言われて自分が気づかないうちに呼吸を止めていることに気づき、まぁくんに合わせて深呼吸をした。すると、俊くんの準備ができたようで、
俊「それじゃあ撮るねー。3.2.1.…はいっオッケー！」
と本当に１分くらいでレントゲンが終わった。まぁくんは
雅「Aちゃん偉い！１発オッケーなんてすごいよ。俺絶対動いちゃうもん。」
と言って頭を撫でてくれた。
結局、捻挫だという診断だった。全治1週間らしい。
今回は全然怖がることはなかったのに先生たちにいろいろ迷惑をかけてしまった。これからはもっと先生たちを信用してもいいのかもしれない。
私はそう思いながら眠りについた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
やっと捻挫編終わりました〜！自分で書いていていつ終わるんだろうと思ってしまうくらい長かったです(笑)
とは言っても個人的に満足できる出来ではなく…。なんなら無かったことにしてしまいたい(T_T)
次は結構大事なお話になるかなと思うので、気合いを入れ直して頑張ります！
良かったら作者を励ましてください|ω･`)
今日中に続きだせるといいな…。
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ショコラ(プロフ) - おもち。さん» ご指摘ありがとうございます！呼吸器内科が正しいです(>_<)訂正しておきました。申し訳ないです。 (2020年8月19日 5時) (
レス) id: 9293f0f13d (このIDを非表示/違反報告)
おもち。(プロフ) - 初めて拝見しました！面白いです！一点気になったのですが、設定では二宮先生は呼吸器内科と書いてありますが、必死の救命での物語上では循内になっています。細かいこと申し訳ありません。 (2020年8月18日 23時) (レス) id: 2888f7ab62 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - ナマケモノさん» 了解です(^^ゞ詳しくありがとうございます！もう少し後の方で書かせて貰いたいので順番が前後するかもしれませんがご了承くださいm(_ _"m) (2020年8月17日 17時) (レス) id: 7a94125d06 (このIDを非表示/違反報告)
ナマケモノ - 過程ですが、主人公ちゃんの携帯に、お母さんから電話がかかってきて「戻って来なさい」と言われて、「迷惑だから」という気持ちと「家に帰らなきゃ」という気持ちが混ざって出ていってしまうって感じでお願いします！ (2020年8月17日 16時) (レス) id: c08bcbfb9a (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - むしろ細かく書いてくださるとこちらも書きやすいので要望が多いのは大歓迎ですよ！重いとかはそこまで気にしないタイプなのでご心配なさらず(*^^*)過程も特に希望がなければ無いで大丈夫です。 (2020年8月16日 18時) (レス) id: 7a94125d06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ショコラ | 作成日時：2020年8月7日 18時
