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和也 side
俺らは自然と主治医の俺が主軸となって話し合う。
何か良い案がないかと思考を巡らせていると、大野さんが不意に
智「翔くんとか、救命医だから何か他の方法知ってたりしないかなぁ。」
と言った。確かに、俺らの中で1番多種多様なパターンを経験している翔くんなら、知っていてもおかしくない。
俺はすぐにスマホを取り出し、翔さんに電話をかけた。しかし、中々出てくれない。
救命は常に忙しいから仕方ない。また後でかけ直すかと電話を切ろうとしたその時、翔さんが電話に出た。
翔「もしもしニノ？どうしたの俺が勤務中に電話してくるなんて珍しいじゃん。」
確かに俺は多忙な翔さんに気を使って家にいると分かっている時に電話をかけることが多く、大抵はメールだ。
和「あ、翔さん今大丈夫ですか？ちょっと急ぎで聞きたいことがありまして。」
骨折にしろ捻挫にしろ、手当が早いに越したことはない。俺がそう言うと、翔さんは
翔「うん電話越しで良ければ聞くよ？どうした？」
と快く言ってくれた。俺はそれじゃあ遠慮なくと手短に今の状況を話す。翔さんもAちゃんのことを忘れてはいなかったようで、あぁあの子ねと言いながら、
翔「それならウチに持ち運びできる簡易レントゲンあるから貸そうか？撮るのは技師さんじゃないと駄目だけど、病室でも出来るし3人の誰かが近くにいることも出来るから安心なんじゃない？」
とあっさり対応策を導き出してくれた。俺と大野さんは専門外だし、相葉さんも整形外科関連を診ることは少ないから3人とも知らなかったのだ。俺が
和「翔さんありがとうございます！それいつなら借りれます？」
と聞くと、ちょっと確認すると言ってガサゴソと音が聞こえてきたと思うと、
翔「直近なら明日の9時からいけるけど、どう？」
と言われた。俺がスピーカーフォンで今までの話を聞いていた相葉さんに目を向けると首をブンブンと縦に振っていたので
和「その時間でお願いします。すみません忙しいのに手間かけさせて」
と翔さんに伝えたら、翔さんは
翔「そんなの気にしなくていいよ。じゃあその時間にその子の病室行って貰えるように技師さんに頼んどくわ。あ、白車来たからもう切るね。」
と言って電話を切った。
俺ら3人は顔を見合わせて口角を上げ、黙って
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ショコラ(プロフ) - おもち。さん» ご指摘ありがとうございます！呼吸器内科が正しいです(>_<)訂正しておきました。申し訳ないです。 (2020年8月19日 5時) (
レス) id: 9293f0f13d (このIDを非表示/違反報告)
おもち。(プロフ) - 初めて拝見しました！面白いです！一点気になったのですが、設定では二宮先生は呼吸器内科と書いてありますが、必死の救命での物語上では循内になっています。細かいこと申し訳ありません。 (2020年8月18日 23時) (レス) id: 2888f7ab62 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - ナマケモノさん» 了解です(^^ゞ詳しくありがとうございます！もう少し後の方で書かせて貰いたいので順番が前後するかもしれませんがご了承くださいm(_ _"m) (2020年8月17日 17時) (レス) id: 7a94125d06 (このIDを非表示/違反報告)
ナマケモノ - 過程ですが、主人公ちゃんの携帯に、お母さんから電話がかかってきて「戻って来なさい」と言われて、「迷惑だから」という気持ちと「家に帰らなきゃ」という気持ちが混ざって出ていってしまうって感じでお願いします！ (2020年8月17日 16時) (レス) id: c08bcbfb9a (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - むしろ細かく書いてくださるとこちらも書きやすいので要望が多いのは大歓迎ですよ！重いとかはそこまで気にしないタイプなのでご心配なさらず(*^^*)過程も特に希望がなければ無いで大丈夫です。 (2020年8月16日 18時) (レス) id: 7a94125d06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ショコラ | 作成日時：2020年8月7日 18時
