奇跡の展開by阪神 ページ47
1本目ゴメス。
2本目A。
そして、運命の3本目。
隼「レディ…ゴーッ！」
――どんっ！――
空中で、腰と尻がぶつかった。
…が、ゴメスが不用意な体勢で入ってしまった。
よって彼の着地はうつ伏せになり、その上にAが尻を着く形になった。
隼太によって、細分化されたルールの結果…。
隼「Aの勝利！」
「っしゃぁぁあああ！」
Aは両手を突き上げ、喜びの声を上げた。
その姿はまるで、野獣を倒したかのよう。
思わぬ結果に、ギャラリーには、拍手よりもどよめきが走った。
鳥「な、言っただろ？」
鳥谷は、衝撃を受けているライバルを見てニヤリと笑う。
良「パピーが負けるなんて…」
今「考えられない！」
Aはゴメスと握手を交わし、ギャラリーにますます輝く笑顔を見せて駆け出した。
――ばふっ――
そして、鳥谷に飛びつき、鳥谷もしっかりとAを抱き止める。
「鳥谷さん、やりましたよ！」
鳥「ああ。トレーニングの成果、出たな」
「はい！」
幾度も目撃する熱烈な抱擁と交わる視線は、ライバルの6人を嫉妬させた。
西「もー！変な意味にしか聞こえへん！」
能「お前はアホなだけや。…はいはい、ハグは終わりやで」
いつものように、能見が力ずくで2人を離す。
大「トリさん、大胆すぎます」
上「急な路線変更はやめてください」
鳥「さあ、何のことか」
能「あーあ、違う意味で厄介なコトになったわ」
引き剥がされたAはというと、若虎の方に行っていて、喜びを分かち合っていた。
横「姐さん、さすがっす！」
「でしょ？！お尻が痛いけど頑張ったよ！」
�癲屬泙気�の展開で驚きました」
江「トリさんのトレーニングを受けてたら、そりゃ勝ちますよね」
北「何なん、それ？」
「あとで話してあげる。着替えたら、ごはん食べに行こ♪」
ゴメスたちと仲良く帰ってきた原口が、そのままグループに合流。
梅「ぐっちも行くだろ？」
原「もちろん。今日は、誰の行きつけ？」
横「俺っす！楽しみにしててください！」
◆◇◆
他の選手と紛れて、若虎と引き上げていくAを、例の7人は暢気に眺めていた。
良「すっかり、まとめとるなぁ」
大「いつの間にか、若手も増えてますしね」
西「ああやって、ちょくちょく食事会やってんねんやろー？めっちゃええやん」
上「ルール変えたら、俺たちも出来ますよ」
西「それはイヤや」
鳥「前から欲しかったスコッチの瓶、1本ずつちょうだい」
能「何気に値の張るヤツ言わんといて」
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Quintet(プロフ) - ゆかさん» コメント、ありがとうございます。あちゃー、私のルーティンがバレてしまいましたね(笑)。あともう半日、あと数時間を過ごす一息になればと思っています。これからも、よろしくお願いします。 (2016年10月14日 16時) (
レス) id: 7f540aaaaf (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - 毎日更新されるのが楽しみです！ 毎日4時過ぎにこのお話更新されているか見てしまいます。笑 これからの楽しみにしています！ (2016年10月12日 15時) (レス) id: c3eab76729 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Quintet | 作成日時：2016年10月4日 15時
