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愛情ですが、何か?by7人 ページ41

戦略ミーティング後。

能「何でこのメンツなん?」
西「トリさんが何かやらかしたんでしょ?」
鳥「違うし。大和だろ」
大「何でですか。絶対にトリさんでしょ」
鳥「だから違うって」

監督に指示されて7人が留まっていた部屋に、新井貴浩が投げ込まれた。

貴「な、何や?!」
監「久々にみんなと語れや」
貴「チームのミーティングが…」
監「知らんわ。ファンクラブとか、話すことあるやろ。じゃあ、よろしく」

新井貴浩を投げ込んだ監督は用が済むなり、音を立ててドアを閉めた。
その途端に、関西人2人が新井貴浩を囲む。

西「うちのAに、何してくれますの?絞め殺すつもりでっか?」
能「手加減ぐらいできるやろ?いっそのこと、呉の海に沈めたろか?」

胸倉を掴んでメンチを切る関西人が、その道の人に見えてくる。
新井貴浩は、両手を上げて降参の意図を示した。

貴「かわええから、ついなったんや!悪気はなかった!」
上「まぁ、落ち着いてください」
良「兄貴も阿呆やなぁ」

広島人コンビが関西人コンビを引き離し、残りの3人は新井貴浩をイスに座らせて、自分たちも周りを陣取ってイスに座る。

大「で、ファンクラブって何ですか?」
鳥「白状するまで、帰らせませんから」
今「さあ、吐けぇー!」

雰囲気は、まるでドラマで見る取調室のよう。

貴「お前ら、ホンマにおかしいわ!」
今「おかしくないっすよ」
鳥「近づく虫を駆除するのは当り前でしょ」
貴『うわぁ、何じゃコイツら』

新井貴浩がドン引きしている間に、関西人と広島人4人がやって来て、完全に周りを囲んだ。
言っておくが、彼らは決して、フルーツバスケットをするワケではない。
ただの話し合いをするだけである。

貴「俺らだって…」

そんな折、Aの声が聞こえてきた。

『トラッキーさん、ヘルプ!スライリーさんが…ぶふっ!』

察するに、Aはスライリーの攻撃を受けているらしい。

貴「あれはいいんか?虫が…」
西「トラッキー、頼んだでー!」

言うまでもなく、西岡がドアを開けて、廊下に向かって叫んでる。
マスコットにはマスコットで対抗、ということらしい。
これを目撃した結果、新井貴浩はもはや二の句を継げなくなっていた。

能「さぁ、聞かせてもらおうか」

眼が据わってる能見の笑顔と、他の下手な笑いが、新井貴浩に強烈な印象を与える。

貴『コイツら、ヤバい…。あれに書いといたろ』

今週のファンクラブ会報担当の新井貴浩は、この恐怖を詳細に書くことを決めた。

隙あらば…by鳥谷→←急にネタを替えさせんといて!by私



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Quintet(プロフ) - ゆかさん» コメント、ありがとうございます。あちゃー、私のルーティンがバレてしまいましたね(笑)。あともう半日、あと数時間を過ごす一息になればと思っています。これからも、よろしくお願いします。 (2016年10月14日 16時) (レス) id: 7f540aaaaf (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - 毎日更新されるのが楽しみです! 毎日4時過ぎにこのお話更新されているか見てしまいます。笑 これからの楽しみにしています! (2016年10月12日 15時) (レス) id: c3eab76729 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Quintet | 作成日時:2016年10月4日 15時

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