検索窓
今日:5 hit、昨日:3 hit、合計:73,786 hit

疑似恋人by大和 ページ23

駅ん近くにあっ、ファッションビルに行った。
土曜日とあって、18時を過ぎてんしが多か。

「日本語がいっぱい聞こえます!私、日本にいてますよ!」
大「いや、ずっと日本に住んでるから」

Aちゃん曰く、今ん大阪を歩っ6割以上が外国人らしい上に、実家ん近くのマンションは民泊ばっかいらしい。

「めっちゃ感動してます!」
大「良かったな」

話は逸れたが…。
そもそも2人とも、ココに来っんな初めて。
ビルに入って、まずフロアガイドを見っ。

「上から順に降りて行く方がイイっぽいですね」

Aちゃんの提案で、まずはメンズショップが陣取っ上ん階まで行っ。
メンズフロアじゃっで、人が少なかとは当然。
下ん階と違うてわっぜ静かで、これならゆっくり見られそう。

「こういうのは、すごく似合うと思うんです」

Aちゃんな、店に入っては服を手に取って、おいに当つっ。

「でも、何ででしょうね?何を着ても、チンピラっぽくなっちゃうのは」

おいん顔は、自他ともに認むっチンピラ顔。
スーツを着ちょってん、そう見られてしまう。

「だから、イメチェンしましょう!」

Aちゃんに、シッチが入った。
ずっと持っちょったゲドマップを開いて、ショップを見定むっ。

「ココで勝負決めます!」

手を引っ張られて来たんな、こんフロアん奥にあっショップ。
おいんクローゼットからは、考えられんステルばっかい。
Aちゃんの眼はさっきよりも真剣で、服を何枚も持ってくっ。

「ご要望、ありますか?」
大「長持ちするヤツなら何でも」
「りょーかいです!」

すぐに何パターンも組み上げて、スタイリスト並みん技量を発揮すっ。

「この中から、直感で1つ選んでください」

3つのうちん真ん中を選ぶと、Aちゃんな歯を見せて笑うた。

大「…何?」
「らしいなって思って。じゃあ、ここからカスタマイズしていきますね」

おいん好みを細かっ聞いてきて、服が何度も入れ替わって…まるで着せ替え人形みて。

「こっちの方が良いですか?」
大「よく分かるな」
「結構、一緒にいますからねー」

ふとしたそん一言が、おいをさらに意識させっ。

大「愛おしいわ」

思わず出た言葉は、掠るっような小さな声で…。
真剣なAちゃんには聞けちょらんで、仕上がったコーデを見せてくれた。

「いっぺん、着てみてください!」

そん楽しそうな笑顔も、今はおいだけんモノ。
じゃっで今日が終わっまで、もっともっと、おいだけんAちゃんを見つけてやろう。

やっぱりパンツ派!by大和→←おそろいの服by大和



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
55人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Quintet(プロフ) - ゆかさん» コメント、ありがとうございます。あちゃー、私のルーティンがバレてしまいましたね(笑)。あともう半日、あと数時間を過ごす一息になればと思っています。これからも、よろしくお願いします。 (2016年10月14日 16時) (レス) id: 7f540aaaaf (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - 毎日更新されるのが楽しみです! 毎日4時過ぎにこのお話更新されているか見てしまいます。笑 これからの楽しみにしています! (2016年10月12日 15時) (レス) id: c3eab76729 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Quintet | 作成日時:2016年10月4日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。