There are not the stairs which cannot go up (ページ42)

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３９段目ページ42

(人1)side.

【蓮城家】

夏「ハァハァハァ
　知ったこと言ってんじゃねぇよ」

貴「わかったから落ち着いて
　ねっ？」

その後すぐ夏樹は疲れたのか
ソファーで眠ってしまった

夏樹の目からは涙が出ていた

(人1)side.終了

＿＿
ツバメside.

蓮城家の門の前には黒い人影が
あった

雫「どうだったてっぺんの
　気分は」

ツ「すごく視界が開けて
　神様にでもなった気分
　でもなんかあそこに
　捕らわれてるみたいだった」

雫「塔の上に幽閉された王様と女王様かー」

ツ「プラチナの人たちはプラチナの人たちで
　悲しい人たちなんだんなって」

雫「なら塔のてっぺんで震えてる
　王様と女王様をお前が解き放ってやれ
　だるま落としと同じだ立派な親たちが
　円柱をいくつもいくつも
　積み上げて積み上げて
　子供をてっぺんに立たせてやる
　てっぺんにたった子供は王様女王様
　気分視界を遮るものも邪魔するものも
　なーにもなくて自由満喫
　ちょー最高の気分でも気づいたら
　一人では降りられない所にいた見下ろしてみたら
　子供の頃一緒に駆け回っていた友達連中は
　はるか下界寂しいひとりぼっちが怖い
　降りたい降りたいでもハシゴもなく
　一人では降りられない」

ツ「じゃあ下ろしてあげるにはどうしたらいいの？」

雫「お前が円柱を下から一つづつ吹っ飛ばして
　やればいいんだよ」

はぁ？

雫「スカ～ンと一段スカ～ンともう一段
　奴らが自分で降りられないのなら
　下から円柱を取り除いて
　お前が近づいっててやるんだよー
　さぁー弱い奴らだけの革命家だけではなく
　強い連中にも命を与える革命家になれ
　塔の上に捕らわれている王様たちを
　だるま落としで引きずり下ろせ～
　奴らの積み上げられた円柱を叩く
　トンカチは....」

((ビシ

ツ「はっ？」

雫「これで奴らの円柱を吹っ飛ばすんだ」