【完】江口兄が妹と暮らすお話

江口拓也の妹2 ページ2

梅原side

｢うめちゃ｣

梅原｢ん？｣

｢うめちゃ、これたくちゃ｣

小さな指をピッと指すと絵が書いてある

梅原｢ぶっっ！！！！！笑｣

花江｢え？！なに？！？！｣

梅原｢ゲホッゲホッ｣

｢？｣

花江｢え？ぶははははは！！！！メガネでか！なが！！！棒じゃん！！！｣

｢にてう？｣

梅原｢天才…笑にてるわ笑笑｣

｢ひひひ｣

西山｢かわいいねえ…｣

江口｢俺、自分の娘気分だもんこれ｣

｢うめちゃ｣

俺にベタとくっつくAちゃん

｢いいにおい｣

梅原｢そう？｣

江口｢えー！お兄ちゃんは？｣

｢…むん｣

花江｢あれ、なんか怒ってる…？｣

｢カレーくちゃくてやっ！｣

ぷいっと顔を向けて花江くんに抱きつく

え、嫌いなんだ

江口｢えええええ！！！！オカンに電話する！！｣


江口｢もしもし？あのさ、Aってカレー嫌いなの？｣

母｢嫌いって言ったじゃんー！イヤーな顔するよ｣

江口｢うそぉ？！お兄ちゃん好きなのに妹は無理なんだ？！｣

母｢あのね…おばあちゃんが作ったカレーでダメになったのよね…｣

江口｢え？どっちの｣

母｢お父さんの方｣

江口｢そりゃ嫌いになるわ〜｣

母｢やっちまったわ！｣

と言っている、何かあったのかな、と思うと
涙目になっているAちゃん

え、これまずいのでは？

西山｢え！よしよし！大丈夫だよ〜｣

大声で泣くのか慌て出す西山さん
でも

うう〜…と静かに泣く

｢ぐすっ｣

花江｢わ、静かに泣くのかあえらいなあ〜｣

｢カレーきらい…むん｣

梅原｢かわいいな笑｣

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