【声優・短編集】2

ワガママ【梅原裕一郎】 ページ23

梅原side



｢えっと、ごめんね…無理かな…｣

突然の電話に対応してるAさん

｢私…彼氏いるから…サヨナラ！｣

ブツ、と切ってブロックした



｢はぁぁぁ…緊張した……って、裕一郎くん？！｣

いつからそこに？！とびっくりされた

梅原｢あー…迎えに…｣

｢そっか、お疲れ様。ごめんね、電話してて｣

梅原｢いえ、予定が済んで良かったです｣

何かあったのかなとは思ってたけど

彼女は自身で解決する、アイツとは違う



さて、帰ろうって時に

真木｢梅原先輩〜〜〜！！！｣

また泣きながら走ってきた後輩

でも滑ってAさんと衝突

｢ッ！｣

真木｢いだあぁああああーーー！！！｣



周りはなんだなんだ？となった

榎木｢ちょ、鮫川！｣

｢え？｣

榎木｢鼻血！！｣

｢えええっ！！｣

み、見ないでえ〜〜！となってわーわー騒ぐ



榎木｢とりあえず、止めよっか｣

｢…すみません…｣

榎木｢いや、珍しく鼻血出したなと思ったら｣

真木は俺に抱きついたままだったから剥がす

真木｢うわあああん先輩〜〜！｣

梅原｢俺に言うよりもまず鮫川さんに謝罪だろ｣

真木｢へ？ごめんなさい…？｣

｢大丈夫大丈夫！止まったから！｣

だけどその後からAさんに避けられた


_______



主人公side



真礼｢大丈夫？｣

増田｢やば…こわ…無理無理無理…｣

｢いや、落ち着いて笑｣

増田｢いや、それさ…明らか狙われてるじゃん｣

真礼｢梅原くんもなんで気づかないの…｣

増田｢いや、気づいてるとは思うけど…｣

回避が難しいのかも、と増田くん



梅原｢あ、居た…｣

こっちに来た梅原くんにびっくりする

梅原｢あの…真木の相談が凄くて｣

増田｢俺も聞こっか？｣

梅原｢あ、いいんですか？｣

真礼｢私も聞くよ！｣

助かります、と裕一郎くん



増田｢それで？悩みって？｣

真礼｢先輩が聞くよ〜！｣

｢(大丈夫…かな)｣

ほら、Aちゃんもと言われて



｢男よりも女の方が話しやすいかなって思って｣

どうかな？と聞くと

真木｢え……と、…あの｣

真礼｢遠慮することないよ〜！｣

増田｢人間関係？恋愛？勉強？仕事？｣

真木｢え、えぇと…｣

梅原｢元彼がしつこいやつのLINE見せろ｣

SNSも酷いんじゃない？と始まり

家ヤバいならマネージャーにいいな？とか

マネージャーに代わりに言おうか？なんて真礼ちゃん



｢(困ってる…)｣

どうやら嘘っぽい

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