【声優・短編集】2

帝王様の【森川智之】リク ページ16

主人公side



中村｢帝王様に惚れたと｣

梅原｢マジかー｣

杉田｢声からってさすが声優だね！｣

｢あの、なんでバレてるんですか…｣



密かに恋をしてしまい

という事がバレた私

だけど、この段階は想定内



婚約者とも言うべきか

私は森川智之さんとお付き合いさせて頂いている



森川智之さんの方から告白を受けた

その時私はまだ25歳の時

つまり、6年前になる

森川さんと吹き替えで恋人役を演じた

その時にトレーニングをしていた時に

的確なアドバイスを貰った



森川『大丈夫、キミなら』

そう言われて嬉しかった

でも



森川『こんなおじさんでごめんね…』

実は、と告白を受けた

私は勿論OKした

森川さんは嬉しそうに笑った



メガネ越しの柔らかな笑顔が可愛らしい

低い声が私の心を癒してくれる



杉田｢告白はしないの？｣

｢うーん｣

梅原｢低音ボイスの帝王が好きって…｣

梅原｢フェチな気がする｣

｢黙らっしゃい｣

中村｢でも、確か家に行ったって聞いたよ｣

｢あー飼ってる犬に触らせてもらって｣



梅原｢犬好きだよな｣

｢可愛い…あれは可愛い｣

実の所、犬を飼い始めている

同棲してるから、犬を見に行った訳だ



でも

梅原｢で？本当のところは？｣

｢ん？｣

中村さんと杉田さんが居なくなったあと



梅原｢本当はさ、付き合ってるとか？｣

梅原｢それとももう、既婚者？｣

｢なんなんだお前…｣

梅原｢だって、森川さんがあんな惚気けたら｣

｢えっ、智之さんもうそんなこと……あ｣



梅原｢へえ？森川さんの事智之さん…て？｣

へー、ほーん？とニヤニヤする(やられた…)

梅原｢好きなんだー？｣

｢…そりゃ、そうですけど…｣

梅原｢ですって、｣

｢え？｣



森川｢ほんとう…？｣

｢エッ！！！な、なんでそこに？！｣

森川｢最近なかなか会えないからぁ〜〜｣

同棲してるけど、時間的に会えなかったりする

ちゃみちぃよおおぉ、と言われた(可愛い)



梅原｢おお、抱きつくあたり本当なんだ｣

確信がなかったらしい(恥ずかしい…)



梅原｢結婚の招待状待ってまーす｣

森川｢スピーチ頼むね…｣

梅原｢マジすか、俺でいいんすか笑｣

｢ちょ、ほんとこいつだけはやめてください！笑｣

私の帝王様は、可愛らしいんです。

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