決意 ページ32
ア「君たちがいなかったら、何もかもが闇の世界に戻ったかもしれない」
ス「でも戻らなかった。それに、君も僕らと同じように感謝されるべきだ」
「ディメンターたちが私たちの頭に入り込んだとき＿＿＿セブルス・スネイプがあなたのことを考えろって言った」
ス「君はその場にいなかったかもしれないけど＿＿＿アルバス、君も戦っていた。僕らと並んでね」
アルバスはその言葉に頷き、胸を打たれる。
Aとスコーピウスはニッコリと笑う。
「それに、セドリックを救うにしてもそんなに悪いことではなかった」
アルバスは頷く。
ス「ただ、君も分かっているように、もう二度とやってはいけない」
ア「そうだ、分かってる」
ス「よーし、それなら、これを壊すのを手伝ってくれ」
スコーピウスは二人にタイムターナーを差し出す。
アルバスとAは驚いてタイムターナーとスコーピウスを少なくとも三回は交互に見る。
「だってこれ＿＿＿＿湖の底だって、」
ア「君が言ってたじゃないか」
ス「怖いもの知らずのマルフォイは嘘がうまいことさ」
スコーピウスはにやっと笑う。
「スコーピウス！」
Aはスコーピウスに抱きつき、頬にキスをする。
ア「スコーピウス、誰かに言わないと....」
「誰に言うっていうの？魔法省を信用できる？」
ス「その通り＿＿＿これがどんなに危険なものか経験したのは僕らだけだ。つまり、僕らがこれを破壊しないといけないんだ。僕らのやったことを誰もできなにように。二度と」
スコーピウスは少しもったいぶる。
アルバスとAは言葉の続きを待つ。
ス「時間の逆転は、もはや過去のものとなる時がきた」
アルバスとAは顔を見合わせてクスッと笑う。
ア「その台詞、かなり得意なんだろ？」
ス「一日中考えた台詞だ」
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作者名：ななや | 作成日時：2022年9月29日 19時
