18.fin ページ7
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「身体辛くない?」
『なんか全身痛い』
「バイト頑張れる?」
『頑張るよ』
「そっか、えらいな」
隣を歩くオセフンは寝不足を感じさせないシュッとした雰囲気で相変わらず微笑みが美しい。ずっとその顔してて欲しいな。でもそのうちツンが出てくるんでしょ?分かってるよ。なんかそういうの気にしてたらキリがないし、もう気にしないことにした。沢山キュンをもらったからしばらく頑張れそうだから全然平気。
それに…ツンじゃないオセフンは何か違うししっくりこないからさ。
『ひゃあっ、』
そんな事を考えながらぼーっと歩いてたらまた段差につまづいて転けそうになった。それもやっぱりオセフンと繋がれてる方の手がぐいっと引かれて事なきを得た。
「…ちょっと、ねぇ、足腰弱い人?」
『今朝は特に弱い人かも』
「……はー、今日は許してやる」
『ありがとうございまーす』
ちょっとだけ眉間にしわ寄せたオセフンだけど今日だけはドジだと叱られずに大目に見てもらえた。ほっ。
大好きな人と歩くカフェまでの道は徐々に降る雪のせいで白くなっていく。オセフンを見上げるといつも被ってる黒のニット帽にも白い雪が落ちていて肩にも白く光る綺麗な結晶がぽつぽつと音もなく舞い降りている。
「よそ見してるとまた躓くよー」
『はーい』
「………」
『ねー、ホワイトクリスマスだね』
「だな〜」
『ねぇねぇオセフン。サンタさんいるっていつまで信じてた?』
「最初からいないと思ってたけど」
『え?夢がないなぁ…』
「じゃあいつまで信じてた?」
『えっと…まだ信じてる!』
「………言うと思った」
『んんー本当だよ〜』
そんな事を言いながら2人で見上げた朝の空。オセフンのポケットの中にある私の手をにぎにぎするとオセフンも同じようにきゅっと優しく握り返してくれた。
おわり。
◇◇◇◇
ようやくですね……(泣)
ぼんやりとですが書かせていただきました(*´ω`*)
この2人なので相変わらずどたばた要素満載でございました笑
Bハピを楽しみにして下さってる皆様に素敵なプレゼントになったなら幸いです。
感想など頂けたなら嬉しいです〜。
皆さま素敵なクリスマスをお過ごし下さいませ。
2019.12.24
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心美(プロフ) - 突然申し訳ないのですが、パスワードを教えて欲しいですm(_ _)m (2022年1月7日 16時) (レス) id: 80f50bf521 (このIDを非表示/違反報告)
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