お昼ご飯 ページ31
4人で並んで食堂へ向かう。3人が目立ってるから、私はあまり目立つことがない。
その方が嬉しい。
食堂について、3人は各々好きな食事を貰ってくる。
「そういえばAちゃんって寮住みじゃないよね?そのお弁当」
「うん。両親が2人とも働き詰めだから、私が家事とかを全部請け負ってるんだ」
「そうなの〜!すごいネ!じゃあそのお弁当もしかして手作り!?」
「うん!と言っても大したものは入ってないよ…?」
そう言って、ぱかっとお弁当を開ける。
「相変わらず、普通に見えつつも女子力が高い弁当よ…これを3つも作ってるんだからAって子は…」
「3つってもしかして両親のぶんまでェ!?それは凄いヨ!!!Aちゃん天才!」
「そんなに褒められると、恥ずかしいな」
「いやいや、それを毎日続けてるなんてやっぱり凄いネ!…ってなんで若利くんが嬉しそうな顔してるの」
「藤兎が褒められているとなんだか嬉しい」
「牛島なんかお父さんみたいじゃない?」
「それは藤兎にも言われたぞ」
そう言って牛島くんの顔は少し不機嫌そうになった。
もしかして、昨日お父さんみたいって言った時もこの顔していたのかな…と少し申し訳なくなった。
「牛島くんはハヤシライス…?」
「俺はハヤシライスが好物だからな。」
牛島くんの好物はハヤシライス…と。覚えておこう。
「あ、琉璃ちゃんと天童くんはどっちもカレーなんだね」
「そうなんだよ〜なんか天童とは気が合うって言うか」
あ、忘れてた。この2人のことを聞きたいと思ってたんだ。
「そう言えばなんだけどね、2人って昔からの知り合い…??」
天童くんと琉璃ちゃんは顔を見合わせた。
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まさかのハイキュー関連作品ランキングにも乗っけて頂きました。本当に感謝しかありません…!
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作者名:矢風 | 作成日時:2019年9月30日 22時