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大泣きでスタートしたライブも、やれ福岡、やれ静岡なんて、あれよあれよと進んで気付けばもう2月に入っていて。
神戸の公演ラストが無事終わりを迎えた。
明日明後日はオフにしてあって、今日で神戸のスタッフさんとはお別れと言うこともあり皆で恒例の食事会。
照史くん達は二次会やー!なんてもりあがってましたが、私は一次会で帰宅する選択を選んだ。
正直にね、言います。
「疲れた...!」
ホテルのベット倒れるように横になる。
慣れない長距離移動がこたえたのか、元々体力がないからなのか。
はたまたそのどっちもか。
体が重たくて重たくてしょうがない。
明日は私もオフだしメイク落としてこのまま寝よう。
自分の充電が切れるのがすぐそこだとわかってたから、急いでメイクを落としてパジャマに着替える。
ベットに潜り込んだ私は一瞬で眠りに落ちた。
《ブーブーブー》
「...ん」
誰からも見ないで反射的に通話ボタンを押して耳に当てる。
聞こえてきたのはちょっと高めの大好きな人の声だった。
重『開けてやー』
「うん?...うん、うん」
重『うんうん。ちゃうわ(笑)』
その後すぐ扉の前でノック音が聞こえて、遠のいていた意識が戻ってくる。
え、まさか。
重「きちゃった♡」
そこには全身黒づくめでコンビニの袋を提げた大毅がいた。
大毅にしては珍しく酒くさい。
そのまま廊下にいる所を見られるのが1番まずい気がして、すぐに部屋に入れる。
「ツアー中はこういうのダメって話してたじゃん」
重「そやけど、先に言い出したん淳太やもん」
「え、淳太くん?」
まだ覚め切らない頭をどうにか動かすためにペットボトルの水を飲む。
大毅に催促されてそれを渡せば豪快に飲む様があまりに男らしくてちょっとドキッとした。
満足すると笑顔でペットボトルを返してくる。
え、何それかわいいー。
ギャップがずるい。
お陰様で私の目も覚めてとりあえず今の時間を確認する。
...夜中の3時。まじか。
重「俺今回淳太と部屋一緒やったからぁ」
あ、そういえばジャンケンで部屋決めして、淳太くんすごい嫌がってたな...(笑)
重「ほんなら淳太がさぁ、部屋戻ったら美和に会いたいてうっさいねん。
何で下のフロアに好きな女おんのにお前と寝なあかんねん!とか言い出して」
「うわ、淳太くん酔ってんね(笑)」
重「んで修学旅行ごっこしよーぜ!とか言うて。
俺は女子の部屋に行くー!とかきゃっきゃ言うて出てった(笑)」
淳太くん仕上がってんなー....(笑)
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のら(プロフ) - chiiiiiさん» コメントとありがとうございます!受験...!大変な時期ですね!そんな時にも読んで頂けて嬉しいです。私もそんな話書きたい...(笑)このシリアスモードが落ち着いたら是非、書かせてください! (2019年11月13日 20時) (レス) id: 722c2a39b7 (このIDを非表示/違反報告)
chiiiii - この小説が受験勉強の癒しです!風邪っぴきしげちゃんの看病が見たいです!これからも頑張ってください! (2019年11月7日 21時) (レス) id: f05db0f9cf (このIDを非表示/違反報告)
のら(プロフ) - よしのさん» 作者の妄想話をそんな風に言って頂けて嬉しいです!お気遣いもありがとうございます、頑張ります! (2019年11月1日 8時) (レス) id: 722c2a39b7 (このIDを非表示/違反報告)
のら(プロフ) - ゆんさん» コメントありがとうございます!キュンとして頂けて嬉しいですー!更新頑張りますね! (2019年11月1日 8時) (レス) id: 722c2a39b7 (このIDを非表示/違反報告)
よしの(プロフ) - すごく素敵な作品で、きっと完結しても何度か読み直すんだろうなと思っています!無理せずゆっくり頑張ってください^^ (2019年10月30日 20時) (レス) id: 20fd6cf58f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のら | 作成日時:2019年10月18日 21時