7色の後ろ側 6《赤》

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side 桐山

夜中に大阪着いて、そのままメンバーと同じホテル泊まって今朝。
ロケバスで淳太くんの隣に座る。


桐「なぁ」

中「うん」

桐「昨日何かあったん」

中「知らん」

桐「そっか」


そんなやりとりで俺らはお互い誰の事言うてるのかわかる。
しげと望。

2人とも元々朝はそないテンション高ないけど、それにしたっていつもと雰囲気がちゃう。

皆も何かしら感じとんのか、なんやいつもより車内は静か。


桐「空気重いなぁ」

中「しゃーない。あいつらやってガキちゃうねん、カメラ回ればいつも通りやるやろ」

桐「そりゃあな」


そのうちこういう事が起きるとは思ってた。
それはまぁ、しゃあない事やん。
好きになった相手がたまたま同じ子やったんやから。

それはきっと本人たちやって薄々気づいとって、覚悟してた部分もあるんやろ。


やけどなぁ、実際そうなってみたら、思ったようにでけへんのやろな。
自分が自分で思ってたよりも子供やったとか、自分の嫌な部分見えてまうやろし。


俺らメンバー内でそんなん今まで経験なかったしなぁ。
美和はあれやん。
淳太くんがあまりにゾッコンやったから、他が惚れる隙すらなかった(笑)

望は年相応に経験積んどるやろうからあれやけど、しげはなぁ、こんなんだいぶキツいんちゃうかな。
メンバーの事ほんま大事にする奴やしなぁ。


中「なんで照史がそないな顔すんねん。
眉毛下がっとんで？(笑)」

桐「それ元からやからぁ(笑)」


そーやったそーやったってしょうもない事言うて笑う淳太くん。
...そやな、俺までテンション下がるんは違うわな。



桐「今日も元気に頑張るか！なぁ崇裕！？」

濱「うぇえ！？俺ぇ！？お、おう！ぎゃんばる！！」

藤「朝からうっさいねん寝かせろや」

濱「...すんません」

中桐「「www」」


朝一誰よりもテンション低いんは、流星やった...(笑)

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