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「うわ...」
重「やばない？すっげーな」
上に広がるのは満天の星。
月も出てなくて、滝の周りも暗いからすごくよく見える。
「足元ばっか見てたから全然気づかなかった」
重「な。俺もさっき滑って気づいてん(笑)」
「じゃあさっきの反応ってこれ？」
重「おん」
「えぇ...」
何だよそれ...
こっちは本気でびびったっていうのに。
力抜けて少し後ろに寄りかかったらしげが両肩に腕を乗せて支えてくれた。
ごめんって言って離れようとしたけど、しげがそのままぐっと引き寄せてくる。
私の体はガチッと固まってしまった。
うあ、え、どうしよう、え、何？
重「あかーん、寒いわ。寒い。体冷えた」
あ。そっかしげ結構寒がりなんだっけ？
何か上着あればと思ったけどそんなもの都合よく持ってる訳もなく。
「ごめん今貸せそうな上着ないわ」
重「ええって、お前あったかいし」
「しげも結構暑いよ？
...あ、でも腕確かに冷たい」
しげはいつもの事だけどまったく意識してる感じなくて、私ばかり気にするのも何か嫌で。
なるべく自然に振る舞う。
「寒いなら戻ろっか」
重「星もう見なくてええの？」
「...たぶんだけど、駐車場も暗かったから見えるよ？」
重「おっまえ！それ早言えや！」
早戻んで！寒いねんほんまぁ！そう言って文句言ったら乱暴に手を掴んで歩き出す。
重「ほらたらたらすんな！」
「そんな寒いなら無理しないで言えばよかったのに」
重「やって！お前！星とか好きそうやんか！」
「うん！好きだよ！ありがとう！」
重「何やねんお前！！(笑)」
最初の怖いと思ってたのが嘘みたいに、帰り道はなんだか面白くって。
重「夜の滝すごかったなー」
「なー」
重「人おらんしさ、あんまこの時間に滝とか見たことある奴おらんのちゃう？」
「なー」
重「お前さっきから適当に返事してんのやろ」
「なー」
重「おいクソ(笑)」
「いったい！(笑)」
握ってる手をぎゅうううっと力込めて握られる。
重「あんなビビっとったくせになぁ」
「怖くなくなったぁ」
重「俺のおかげやなー」
「なー」
重「お前また適当言いよって(笑)」
しげはそうやって言ったけど、今のは正直、本音です。
絶対に言わないけど。
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のら(プロフ) - あかいろさん» コメントありがとうございます！引き続きどきどきして頂けるよう更新頑張ります！ (2019年8月31日 19時) (
レス) id: 722c2a39b7 (このIDを非表示/違反報告)
のら(プロフ) - ゆんさん» コメントありがとうございます！WESTに囲まれたつもりで楽しんで頂ければ幸いです(笑)夢中で読んでくれたってすごく嬉しいです。更新がんばりますね！ (2019年8月31日 19時) (レス) id: 722c2a39b7 (このIDを非表示/違反報告)
あかいろ(プロフ) - 重岡との恋愛模様、すっごいドキドキします！更新頑張ってください。まってます (2019年8月30日 20時) (レス) id: 1c5ae8b913 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 気づいたら夢中で読んでました。私もジャニーズWESTに囲まれたい！と思いながらニヤニヤしちゃいます。これからも更新楽しみにしています！ (2019年8月30日 10時) (レス) id: 608ad1235e (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - お返事ありがとうございますー！一応小瀧推しではあるのですが、よだかやら色々見てシゲもとてもとても好きですww箱推しに近いので結末がどう転がっていっても楽しみながら読ませていただきます^^ww (2019年8月23日 10時) (レス) id: e651538918 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のら
| 作成日時：2019年8月13日 13時
