7色の後ろ側 5《赤》

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「望ここでいい？」

望「おん、しゃぶしゃぶ楽しんでな！
お疲れ様です！」

美「お疲れ」
「お疲れ様です」


望を指定されたお店の近くで降ろす。


美「うちらも事務所に車止めたらタクシーで行こう」

「私事務所に自分の車停めてるから乗せてくよ」

美「そっか、わかった。
てかAもうちょい事務所よりに越してきなって」

「仕事帰りお酒飲めるように？(笑)」

美「そう(笑)」


私達は事務所を目指してアクセルを踏んだ。









side 桐山

あの後俺がたまに使わせてもらってるしゃぶしゃぶ屋さんの個室を予約した。
先についてメニューを適当にぱらぱらみる。


中「美和たちもうすぐ来るって」

重「んー」

桐「しげが仕事後飯くるってレアやな」

重「たまにはええやろ。肉食いたなってん」

中「酒飲む？」

桐「飲む！」

重「俺今日はええわ」



店「待ち合わせの方いらっしゃいました」


店員さんに連れられて美和とAが入ってきた。


美A「「お疲れ様です」」

「「「おつかれー」」」


美和は安定の淳太くんの隣で、Aは俺の隣くるかと思って詰めようと思ったらしげが俺の方へ詰めてスペースを空けた。
Aもそのまましげの隣に腰掛ける。


桐「あ、このまま注文してもええですか？」

店「はい、伺います」

中「Aたち今日飲むん？」

美「私生、Aは飲まないって」

「烏龍茶で」

重「俺も」

桐「ほんなら生3つで」


そのまま適当に肉やら野菜とちょっとしたつまみを頼む。

すぐ運ばれてきた飲み物をAがてきぱき回す。


中「この座り方ほんまに中間家、桐山家やな(笑)」


テーブル挟んで淳太くん美和。その向かいに俺しげA。
ほんまにそうやわ(笑)


重「俺金持ちのがいいから中間家の養子になるわ」

中「断固拒否や！(笑)」

美「もう、とりあえず乾杯しよ」

「何の乾杯？」

桐「しげの誕生日明日やん。それでええやろ」

「えっ」

重「おっまえ忘れとったんか！？！？」

「だから明日しげ休みなんだ」

重「おいこらマネとしてあるまじき事態やぞ！」

美「うっさいうっさい。しげ誕生日おめでとー」

「「「「おめでとー」」」」


「自分ら雑やねん！！！」

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