48 ページ48
重「まだダルいやろ?ナビあるし寝ててええで」
「ううん、大丈夫」
重「あ、ラジオつけてええ?」
「うん」
重「流星がこれAに渡してって」
「何?」
重「体重計」
「ふ(笑)」
重「いや今ちゃうやろ!って(笑)」
いざ車が走り出したらしげは満足したのか、なんか穏やかな会話が続く。
しげなりに本当に心配して気遣ってくれてたのかな。
重「でもお前ほんまに痩せたで」
「んー」
重「見てわかるレベルってなかなかやで。
絶対3キロ以上やろ。ダイエットしてんの?」
「してないけど前ほどご飯ゆっくり食べる時間減ったかも。夜中ならもういいやで酒と焼きイカとか」
重「おっさんやんw」
「でも今回のは本当情けなかったから、もっと体調管理気をつける。すみませんでした」
重「おう。
なんや俺、他の奴らみたいにさ、上手いこと言えへんけど、恥ずいし。
キツい言い方とかしてまう事もあるけど。
マネさんに何かあったら心配やからさ、お前も仲間やん。
無理はせんでくれや」
「...はい」
重「今のでも充分恥ずいわ!俺頑張った!!」
「すごいすごい」
棒読みか!全然響いてないやんけ!!なんていつもの笑顔で肩を叩かれた。
いやもう、すごい嬉しかったけど。
私も私でここでかわいく返事できる人間じゃなかった。
「ね、大事な話なんだけど」
重「は?何?怖いんやけど」
「これ私の事送って、帰りしげどうするの?」
重「しゃーないし、小瀧の家泊まらしてもらうわ」
今更帰るのだるいしなーなんて言ってるしげにこんな事を言うのはとても心苦しい。
でも伝えない事には話は進まない。
「あのさ、忘れてるんだなって思うんだけど」
重「何が」
「望」
重「おう」
「今日大阪で仕事です」
あぁぁぁぁ!!!!!!!
しげの大きい声が頭にキーーーンて響いた。
659人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:のら | 作成日時:2019年6月12日 1時