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side 神山
「神ちゃんが言うと2人とも言う事聞くね」
神「いやぁ、たまたまやで。基本アイツら好き勝手やるからなー。特にしげ」
くすくす面白そうに笑うA。
食器を出してくれとって、俺が冷蔵庫からケーキを取り出す。
「これ箱の中見せないほうがいいよね、向こう戻ってて」
神「ええよ、俺もう大人やで?(笑)」
ぎりぎりまでサプライズにしてくれようとするAの優しさが嬉しいわ。
箱からケーキを取り出したら、フルーツがたくさん乗ったタルトの上にハッピーバースデー神ちゃんて書かれたチョコレートがのっとる。
それにチーズケーキが一切れ。
Aが横からこれこれ、とカラフルなロウソクを出してくる。
神「火つけるのある?」
「ライターがねー...あった!」
神「おっしや運ぶか」
ケーキを持ってリビングに戻ると望がローテーブルの上を綺麗に片付とった。
えらいでのんちゃん!
「望が作ったのは?」
望「ライトの下に入れたんやけどよかった?」
「よいよい」
重「俺のチーズケーキは?」
神「あれしげのか(笑)」
皆でテーブルに集まって、いい歳してバースデーソングを歌ってくれて、しげ声でかいし望めっちゃアレンジ効かせよるし(笑)
Aがにこにこしながらその様子をムービーで撮ってくれてた。
なんや、今俺、めっちゃ幸せやわ。
「「「神ちゃんおめでとー!」」」
重「おっしゃ!神ちゃんいったれぇぇぇ!」
「しげ暴れないで」
望「願い事すんねんで!100億ゲット!!」
神「好きな事願わせてや(笑)」
ふぅーっとロウソクの火を吹き消して、願い事。
これから先もWESTと美和さんとAとずっと一緒におれますように。
俺はこんなんがええねん。
こうやって大好きなメンバーとマネさんと一緒に笑って過ごせるのが幸せやねん。
Aに惹かれてたのは事実で、今もそれは変わらんけど。
やけど俺の恋はここでお終いや。
望「何お願いしたん?」
神「言ったら叶わんらしいから言わん」
重「ニヤニヤしてるから絶対えろい事やで」
望「神ちゃん女好きやからなぁ...い゛っだ!!」
神「A、しげとのんちゃんにケーキなしでええわ。
2人で食べよ」
「わかった、余分なお皿片してくるね」
重望「「何でや!!!」」
しげはともかく望がほんまにへそ曲げたので、その後ケーキは4人で美味しく頂きました。
ケーキの前でも写真撮ってんけど望めっちゃ仏頂面やねん。
ほんまにビックベビーやで(笑)
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作者名:のら | 作成日時:2019年6月12日 1時