7色の後ろ側《赤》 (ページ40)

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報告ページ40

side 美和

うん。いい事なのよ。
皆がこれだけ好意的な姿勢なのは。
ただね、しつこいのよいい加減。

望「なーー！Aまだなん？まだAの面接終わってないん？」

濱「いうて、もう1ヶ月くらい経つやんな？」

神「面接はしたん？それとも面接自体もまだなん？」

美「だから。はっきりお答えできるまで何も言えないっつってんの。」

藤「でも本人と対面済みなんやから気になるやん」

美「だからって毎日毎日しつこいのよ！特に望！！」

望「やって、Aに聞いても既読スルーすんねんもん！
電話もシカトってそんなんある！？
俺が非常事態だったらどうすんねん！」

神「そもそも何で望だけ連絡先知ってんねん」

望「んふふ♡」

重「シカトされる連絡先とかあってない様なもんやろw」

望「うっさいねん！黙れや！！」

桐「ふぁーwww」

中「こいつら聞かんから美和もうほっとき」

ここんとこ毎日のように問い詰められるAの現状。
面接いつやら受かったやらまさか落ちたやら。

今知った事実だと、望はAにもだいぶしつこく連絡てるみたいだし...。

皆が愛梨の事を引きずらずに仕事できてるのはよかった。
流星なんかだいぶ気に入ってたし。
ただなぁ、今後は望がだいぶめんどくさい事になりそうだなぁ...。

今も望が皆に連絡先の事で詰め寄られてる。
望はにやにやして、そういう事やねん。わかるやろ？なんて意味深な言い方しちゃって。

たかだかDVDのお礼するのに聞かれただけって言ってしまおうか。

トントントン。

控え室にノックの音が響く。

そうすると、皆がちゃがちゃしつつも仕事モードに切り替わる。
今日は次のライブの打ち合わせだから、余計やる気に決まってるしね。

「.....失礼します。」

皆の動きが一瞬止まる。

「今日からジャニーズWESTのサブマネージャーをやらせていただきます、AAです。
ご迷惑おかけすることもあるかと思いますが、皆さんをより輝かせられるよう頑張ります。
よろしくお願いします」

そう言って頭を下げるのは、前回より少しかっちりした服に身を包んだA。

Aがそろっと顔をあがるのと皆の歓声があがるのは同時だった。

ドッキリ見事に大成功です。
さすが、私。