7色の後ろ側《赤》 (ページ32)

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食事会⑥ ページ32

望「照史がびーびー泣くから新しいのおしぼりもらってん」

神ちゃんにも乗せたってーと美和におしぼりを渡してる。

ひんやり冷たいおしぼりは気持ちよくて、顔の熱も次第に引いていく。

「ありがとう、ございます」

望「ええんやで。酔ったん？」

「や、そういう訳じゃないんですけど...」

藤井さんがスマホに夢中なのを確認して、小声で伝える。

「...藤井さんイケメンすぎて隣緊張しちゃって」

望「はぁ！？俺は！？！？」

「...」

望「ちょ、なんで黙るん」

「小瀧さんはなんか、可愛らしいですよね」

望「可愛らさしとかっこよさを兼ね備えてるのは確かやな」

「...」

望「黙るんは無しやろ！」

「ふ(笑)」

望「...。ちょ、流星！流星！！Aさん流星イケメンすぎて隣恥ずかしい言うてんで！！！」

「あ！？ちょ、ばか！！！」

望「あ゛ー！Aさんがバカ言うた！！」

藤「えー、Aそうなん？照れるわぁ(にっこり)」

「っ！///」

望「Aさんそんなんアカンぞ！これ慣れんと仕事にならんからな！！」

神「ん゛ん゛ん゛んるさーーーーい！！！」

美「神山起きた(笑)」

桐「なんやの、あっち面白そうやないの」

中「Aちゃんだいぶ素出てる感じやしええんちゃう？」

濱「若々しくて、ええね」

桐「誰ポジの意見やねん」

重「...あ！Aが撮影の時顔赤くなってたんもあれか！流星みて赤くなったんやろ！？なぁ！？」

「...重岡さん本当にうるさい。」

重「ぎゃはは！図星やん！！」

藤「あん時めっちゃ目合ったもんな(笑)」

濱「え、そうなん！？あれ俺見てやと思ってたんに！」

桐「なんでやねん！(笑)」

くそ。もう恥ずかしすぎる。

美「盛り上がってるところ悪いけどそろそろ出るよー」

いつの間にか支払いを済ませた美和の一言で食事会はお開きになった。

「「「「「ごちそうさまでした！」」」」」

美「はいはい」

お店を出るとすでにいる代行さんに美和が鍵を渡し、次々車に乗り込むメンバーさん。
小瀧さんは近いので私の車で送る事に。

美「それじゃ、またすぐ連絡するから」

「うん、よろしくお願いします。」

じゃあねーと私にハグして助手席に乗り込む美和を見送る。

窓は閉まっていて顔は見れないけど、バイバーイという皆さんの声が聞こえて、一度頭をさげる。

そのまま車が出るのを見送った。