四十六松目 「拘束」 ページ3
トド松side
「...おい、今の聞こえたか...？」
僕に説教をしていた三人のうちのカラ松兄さんが怪訝そうにつぶやいた
「ぼ、僕も聞こえた...あの声は間違いなくAちゃんの声だ。」
「どうするおそ松。追うか？」
「あたりまえだろ。追うに決まってる
とりあえずチョロ松とトド松は残りの二人に報告して」
いつもより真剣なおそ松兄さんは
「俺とカラ松は先にあいつらを追いかける」と、僕らに背を向けながら言う
「待っておそ松兄さん。」
「どーしたトド松、急がねぇと間に合わなくなる。」
「...これ、持って行って。」
僕はポケットの中に入れていたスマホをおそ松兄さんに投げ渡した
「この前Aちゃんのスマホ触った時、念のためにってＧＰＳつけといたんだ。
僕のスマホに登録されてるからそれを見て後を追って。」
「....さんきゅーな、トド松。」
そう言って、おそ松兄さんとカラ松兄さんは後を追うように走って行った
「じゃあ僕らは一松と十四松に報告しに行こう。」
「うん。」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
Aside
『ん.....』
ここは....どこだ？
どこと言うよりも目の前が真っ暗で何も見えない。
.....違う。目隠しされていて前が見えないんだ
おまけに腕を後ろで拘束されている。
私は横になっていた体をぐっと起こす。
車に乗せられたあとすぐに催眠薬を嗅がされたため、起きた今は頭がぼーっとしている状態だった。
それにこの感覚だと、車からはもう出されていて違う場所に移されたのかもしれない
.......まいったな
これじゃ身動きがとれない上にここがどんな場所なのか把握できない...
ただ、かすかに風が頬をかすめるため地下ではないはず。
その時、タンタンとだれかの足音が響いた
「よぉ一之瀬A。」
...男の声だ
そいつがだんだん自分の前まで近づいてくることがわかる。
足音が思ったより響かないからこいつ一人だけじゃないな
多分ほかに数名いる。
とにかく今周りにいる人間の数を確認しようと推測していると、急に目の前が明るくなった。
目隠しがはずされたのか、それと同時に視界に入る周りの風景。
『ここは....』
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春の黒猫(プロフ) - なめこ豆腐味噌汁さん» コメントありがとうございます＾＾応援してくださって作者は感謝感激です！これからもよろしくお願いしますね＾＾ (2018年3月18日 2時) (
レス) id: 94c170d235 (このIDを非表示/違反報告)
なめこ豆腐味噌汁(プロフ) - 更新待ってました(´∀`)この作品ほんと好きです!!!!!!!!!愛してます!!!!!!!!!なので更新頑張って下さい!!!!!!!!!ほんとに!!!!!!!!!応援してます!!!!!!!!! (2018年3月4日 15時) (レス) id: c4290caa64 (このIDを非表示/違反報告)
春の黒猫(プロフ) - 和蘭芹さん» コメントありがとうございます！長い間更新できていなくてすみません...ただ今作成中ですので少々お待ち下さいませ！ (2018年3月3日 15時) (レス) id: 94c170d235 (このIDを非表示/違反報告)
和蘭芹 - めっっっちゃ良いところで切られたので雄叫びあげました(てか何ですかコレ…！文才アリアリのアリですよ！！更新ずっっと待ってます！！応援してますううううん”ん”ん”ん” (2018年2月22日 23時) (レス) id: 0bd5b50639 (このIDを非表示/違反報告)
春の黒猫(プロフ) - なめこ豆腐味噌汁さん» コメントありがとうございます(^^) まさか更新をずっと待ってくださっていた方がいるとは…泣 更新もぼちぼち頑張ります( ´ ▽ ` )ﾉ (2018年1月15日 0時) (レス) id: cc81ffe234 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はりゅりゅ | 作成日時：2016年6月5日 1時
