おかあさんではありません！4【歌.い.手】

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誰が誰だか分からなくなりそうなので台本書きでお送りします。

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sakata side

目的地に着くと、植木の陰に隠れたまふと天月がいた。
めちゃくちゃ怪しいけど、今はなりふり構っていられない。

さ「どこどこ！」

4人揃って2人の後ろについて店内を覗き込む。

あ「あれ、あの1番壁際の...」
う「あれか...Aすんごい笑顔じゃん」
し「相手の顔よく見えへんなぁ」

Aより背が高くてすらっとした黒髪の男が見える。
清潔感のある淡い色のシャツにスキニーパンツ。
ちらりと見えた横顔は、鼻筋が通っていておそらくイケメンだろう。

せ「あ、Aちゃんのアイスコーヒー飲んどる」
ま「...また関節キス.......」
せ「...まふくん顔怖っ」

これはそらるさんにも言いつけるしかない！
浮気してますよって、いや浮気じゃないのか？
あーもーいいや！
とテンパリまくっているまふがスマホを操作し始めると、

う「あ、席立ったぞ」
あ「出てくるかも。隠れて隠れて！」

会計に向かう2人にバレないように建物の間に隠れた。

し「.....財布出してんのAなんやけど」
さ「また貢がされとるの？」
う「だとしたら最悪じゃねぇか」
あ「あ、なんかプレゼント渡してるんだけど」
せ「あーもう、また悪い男に引っかかっとるんか...」
ま「うぅ、やっぱり僕邪魔してくるぅぅぅ」

飛び出そうとするまふを必死に抑える。

「.......何やってるんですか？」

『あ』

振り返ると怒りで顔をピクピクとさせているAとその後ろでキョトンとしている彼氏(仮)がいた。

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