出会いは突然に~Sho Aoyagi~ (ページ45)

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44.トラステページ45

ヒロインside

今日は仕事が遅入りだったからトラステに行ってから行くことにした

(あ、あった)

実はゲットしてなかった翔さんの写真集

1冊手に取って劇団のグッズコーナーに向かった

(これ買お。
これはランダムか…とりあえず3買お)

買い物を楽しんでると隣に若い女性2人組が立っていた

女1『劇団誰推し？』

女2『小野ちゃんかなー
まっちーも好きだけど』

女1『アタシは青柳さん

だった』

女2『あー彼女持ちになったもんね』

女1『どうせ顔で好きになったんでしょあの女は
芸能人だし金もあるだろうし』

違う

そんなわけない

顔でなんか好きになってない

なんで……

一般人だから？

……どうして

いても経っても居られず急いで会計を済ませ仕事に向かった

ﾉﾉﾘｷ『あ、店長おはようございます！』

『あ、うん、おはよう』

ﾉﾉﾘｷ『何かありました？』

『へ？どうして？』

ﾉﾉﾘｷ『いつもより元気なさそうだから…』

『別に？そんな事ないよ？』

ﾉﾉﾘｷ『店で1番店長のこと知ってるつもりです私
なんでも相談してください！
頼りないかもしれないけど
聞くことくらい私も出来ます！』

泣きそうになったが涙を堪えてさっきの事を話した

ﾉﾉﾘｷ『なんですかそれ…
さいってー！ありえない
店長はそんなことしないのに！
顔で判断して好きになったのその女の方でしょ？！』

なぜか本人の私よりヒートアップしてキレてたノノリキ

『ありがとう！代わりに怒ってくれて』

ﾉﾉﾘｷ『店長がどれだけ愛されてるか見たら分かりますもん！』

『え？』

ﾉﾉﾘｷ『店長気づいて無いと思うけど
最近益々綺麗になったし
ずーっと青柳さんの話してるの気づいてます？』

完全に無意識だった

言われてはじめて知った

『全く気づかなかった…』

ﾉﾉﾘｷ『だから、店のみんなも分かってますよ
もちろん私も
店長は顔で判断もしてないし
心からお互い愛し合ってること』

『うん、ありがとう(*^^*)』

ﾉﾉﾘｷ『その笑顔こそ店長です！
店長の武器ですよそれ！』

ノノリキに慰められ2人で店に出た

私は自分らしく胸張っていればいい

堂々としてればいい

だって

世界一愛されてるから

(ちなみにランダムは
のぶくん
おざっつ
翔さんでした笑✌️)

ヒロインside～完～