【男主】今夜の主役は我々だ！【ｗｒｗｒｄ】 (ページ9)

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第６話ページ9

貴『流石に林檎だけじゃダメだよなぁ…こう、なんか日持ちするの買ってかんとなぁ…ん～でも料理するのめんどいし、どうしよか…』

そう考えながら道を歩いているとドン…っと誰かに当たったのが分かった。

貴『あっ、すいません、前向いてなくて…』

ゆまがそう言うと、

？「あー！こっちこそごめんな！俺も見てなかったわ…」
？「お前何しとんねんw馬鹿やなぁ…」
？「あぁん？誰が馬鹿やと？」
？「んん？？やるんか雑魚シマくんよぉ～？」
？「うっせぇ！不人気！！」

ギャーギャー…

貴(…なんか喧嘩始まっちゃったなぁ…凄い逃げたい、今直ぐにでもこの場を立ち去りたい)

そう思っていると急に喧嘩をしていた筈の2人が黙った。

貴『…ん？』

Aが今さっきまで喧嘩をしていた2人を見ると顔が真っ青になっており、小刻みに震えてることが確認できた。

そして何故だか分からないが、後ろから物凄い殺気が溢れているのが分かった。

？「お前ら、こんな商店街のど真ん中で何やってるんですかねぇ…？」

「ヒィッ…」

Aは何故か後ろを振り向いてはいけないと思った。本能がそう言っている。

貴(と、取り敢えず謝って俺は帰らせて貰おう…)

面倒ごとは勘弁と言わんばかりにAは少し頭を下げて
貴『すいません、俺は用事があるのでこの辺りで…』
？『あっ、すいません、この馬鹿共が」
貴「い、いえ、では…」

そう言ってA静かにその場所を立ち去った。

貴(あの場所に居るのは本当にきついんだよなぁ…だってあいつら…

我々だの幹部じゃん…)