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第29年度話 ページ36

ト「とりあえず1日だけですし、ここの部屋使ってください」

貴『あ〜ありがとうなぁ』


ト「いえいえ、少なくとも誰かさんのわがままに付き合わせてしまいましたし…これくらいはしますよ」

貴『おおきに』


意外と優しいなぁ…




コ「不人気黙れ!!今いいところやから!!!」

シ「うっさいねん、シッマが黙れや!」

コ「あぁ?やるんかゴラァ!」

シ「おっ?フルボッコにしてやんぞ??」


ト「何やってんだよ」




「「あっ…」」




コ(どうするんや?お前のせいでバレてしもたやんか)

シ(いやしらねぇよ…絶対シッマのせいやで)



貴『心の声ダダ漏れやねぇ〜』




「「うぬぬ…」」




いやそんな悔しそうにされたってA君は嬉しくないですわ



ゾ「まぁそれはいいとして、なんでAがここおるんや?」


貴『あ〜ゾムさんかぁ〜、ん?ゾムさん?』


ト「急に出てくんなや、ビビるやろ…」



残念ながら俺はビビってませんよ、ほんとホント


ゾ「あーごめん、んでなんでおるん?」


貴『まぁ色々ありまして、今日だけここに泊まらせていただくんですわ』




ゾ「…ふーん、成る程ねぇ…じゃあ他の奴らに挨拶でもしてこれば?今から夕食やし、ちょうどええやろ」


貴『せやな、じゃあ皆さんに挨拶しますわぁ、今のところ会えてない人結構いはるから、楽しみやわぁ』


ト「んっ、じゃあ俺は飯作ってくるから、子犬2人とゾムはAを案内したって」

ゾ「おうよ」

コ「任せとけ!このコネシマさんが案内してやんよ!」

シ「シッマいつも迷子なるから頼らん方がええよ」

コネシマさんや、お前迷子なんのか、犬より頭悪いんちゃう?



コ「今絶対変なこと考えたやろ」


貴「いーや、なんも考えてへんよ?」




ゾ「取り敢えず行くぞ」





「『はーい』」









(ついて行くついでに、この城の間取り、暗記しなきゃな)

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作者名:のんの | 作成日時:2018年7月18日 16時

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