君とずっと

･ ページ21

arside



あいつの葬式が終わった





俺は結局何も出来なかった






あいつのSOSを気づいてやれなかった



あの日から電源を切っていたから全く気づかなかったけど、電話のアプリに留守電が入っていた



その相手は山田だった




恐る恐る聞く



聞こえた声は山田が苦しみながら泣いている声







『だいちゃ……ずっと…大好き…』






俺は何でこいつの愛に気づかなかったのか




崩れ落ちて泣いた




泣いたのは病室ぶりか





「うぁぁぁ！！！！」

大声を出して叫ぶしか今の俺は出来なかった








「はぁ…はぁ……最低すぎだろ俺…」







『うん、最低だよ大ちゃん』



「え？」



頭をあげると目の前に山田がいた




幻覚？







『ばかだよねほんと、』




「ごめん、…なさい…っ」



「気づけなくて、守れなくてごめん…」







『もういいよ大ちゃん、俺も黙っててごめん』


山田が手を伸ばして俺の頭の上に置く






「すき…好きだよ山田」



『きもちわるー』



「え？」



『うそうそ笑』





面白がってんなこいつ、、









『あ、俺、死んじゃったけど、大ちゃんが寂しいなら来てあげるよ？』




ふふふっと言って口角を上げて笑う山田






「いいよ来なくて、また会いたくなっちゃうから。」




少しびっくりして山田は目を大きく開く



『そっか、』









『じゃあ、そろそろかな、』





山田の瞳から一筋の涙が伝う





「好きだよ山田」





『うん』と言って頷く





徐々に消えていく山田









『大ちゃん！！！！』




あいつがでかい声で俺の名前を呼ぶ





山田は口パクで何か言う




声は聞こえなかったけど確かにその後言った言葉





俺分かったよ





俺も同じ言葉を伝える









･





「愛してるよ」



もう目の前には山田の姿はなかった





〜









────────────────────────






久しぶりの更新です、どうでしたでしょうか？

ファンタジーチックなの書くの苦手で、、

最後は書こうか迷いましたが終わりに困ってこういう状態に、、



途中arくん最低でしたほんとにすみません、、

恐らく好みが分かれるストーリーだったと思います

なにかリクエストなどあれば、コメント欄にお願い致します！


ここまで読んでくださりありがとうございました。

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