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HC side ページ4
ドンヒョクを知るほとんど全ての人は、
ヘチャンを知って気に入ってくれて、
そこでやっとドンヒョクに目を向けてくれるようになる。
ファンや仕事で出会う人はもちろん、メンバー、地元の友達、家族も皆、
1人残らずヘチャンを知っている。
だからその時、俺にとってAちゃんが
世界で1人だけの"特別"になった。
表舞台で輝く片割れ〈イ・ヘチャン〉を知らずして、
何も持たない、飾らない、今ここにいる〈イ・ドンヒョク〉だけを知ってくれる人。
ドンヒョクが心の中で叫んでいた。
『どうか俺のことだけを見てほしい』と。
そんな気持ちは初めてだった。
冷めきった体の奥の奥から、燃え上がる何かが湧き上がってくるのを感じた。
俺は、ドンヒョクは、この気持ちを大切にしたいと思った。
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作者名：nonbts@icloud.com | 作成日時：2024年10月1日 22時
