色んなキャラと恋がしたい！【短編集】 (ページ4)

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年上の苦労【糸師凛】【潔世一】ページ4

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｢おいA、飯行くぞ｣

｢いや、まだやることが｣

｢そんなことどうでもいい、俺の言葉だけ聞いてろ｣

｢…ん゛〜〜｣

高校、大学とサッカーチームのマネージャーをしていた私は、姉である帝襟アンリにお願いされてここ青い監獄(ブルーロック)で、みんなの健康管理やサポートに回ったりなど色んな仕事をしている

おかげで大学には行けていないが、国が保証してくれるから心配はなし

何より、姉の強く思う気持ちに少しでも手を添えてあげたい

だからここに来たのだが…

｢さっさと来い｣

…ここ曲者多すぎ

サッカー以外ではだらしない子がいたり、何より自分勝手のエゴイストたちがわんさか居て、これなら大学のサッカーチームなんてまだまだ可愛い方だ

特にこの子

南国のような美しい瞳はどこか冷たく、クールな印象を持つ顔立ちに口を開けば無愛想な彼―糸師凛くん

あの糸師冴さんの弟さんなんだとか…

｢まだこの荷物を届けるという仕事が…｣

｢あのクソメガネの所なんか行くな｣

｢それは…！仕事放棄…！｣

クソメガネて…いや間違いではないゴホン

まぁ、確かに糸師くんは絵心さんが認めるだけの人物ではありそうだけど…

もうエゴの塊

一応、ここでは私が最年長なんだけどな

｢あ、Aさーん！｣

｢あっ、潔くん…！｣

どうやって彼を交わして絵心さんの所へ行こうかと、苦戦していた所に小走りで現れたのは、２次セレクションが終わってから糸師くんのチームへと加入された―潔世一くん

真っ直ぐで素直で、何より人懐っこい笑顔が犬にみたいで可愛い

糸師くんとは正反対の性格で、そんな彼に負けて時間はさほど経っていないのに、すぐに切り替えて前に進む頑張り屋さん

曲者が多い中では一番常識があるというのも私の加点ポイント

青い監獄(ブルーロック)の中で唯一の癒し

ホント可愛い…あ、こら糸師くん舌打ちしない！

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