どこ？ ページ28
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わたし、チリちゃんのことすきだったのに…
どうしてだまってたの？
だましたの？
…うそつき
…
｢んぅ｣
懐かしい夢を見た
とある目的地に向かうべく飛行機に乗っているチリ
頬杖を付いて外の景色を見ていたのだが、いつの間にか眠ってしまったらしい
さっきまで見ていた夢は、霧がかかってすでに覚えていない
でも懐かしくて、悲しいような感覚に持っていかれる
｢んー…まって今どこや？｣
だがそれも覚醒していない頭では少し混乱しているらしく、チリは一瞬自分がどこに向かっているんだと分からなくなるところだった…
そのうち聞こえてくる飛行機の機内アナウンスから、着陸時のお知らせが耳へ流れ込んできた
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『皆さま、ただいまからアローラ地方、メレメレ島に着陸致します』
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｢はぁー！やっとこさ着いたでー！｣
ずっと座りっぱなしだった身体を伸ばして、快晴の空に目を細める
この地方の文化や知識などを学ぶために、アカデミーから留学でアローラ地方へとやってきたチリ
期間は短いが、しばらくはホームステイとしてここへ滞在し、色々な経験をするんだと思うと今から昂る気持ちは抑えられそうにない
｢絶対アローラのナッシーに見たる…あわよくばゲットや｣
張り切りながら空港を出ると、車にもたれかかっていたホームステイ先の住人らしき人だろうか…がチリを見つけるなり笑顔で出迎えてくれた
｢アローラー！ようこそ、留学生！｣
南国に似合う褐色肌に、筋肉質な肌から直接白衣を羽織る独特のファッションセンスをした男性―ククイが今回のホームステイ先であった
｢アローラー！留学生のチリと言います！今回は短い間ですがお世話なります！｣
｢俺の名前はククイだ、よろしくな！｣
サングラスの奥にある無邪気で柔らかい笑顔から、良い人なんだというのが人目で分かる
チリはそれに答えようと、｢はい！｣と元気よく返事を返した
｢パルデアから遠路はるばるご苦労だったな、さぁわが家へ行こう！｣
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きら(プロフ) - パピコさん» コメントありがとうございます！ですよね！チリちゃんの妄想が止まらなくてつい書いてしまったんです。ちなみにアンケートの件、実際どうでした？。ブルロの推しかぁ…結構分け隔てなく推しているんですが、強いて言うなら潔くん蜂楽くんですかね*´꒳`* (2023年2月23日 11時) (
レス) id: a4108a0bcf (このIDを非表示/違反報告)
パピコ(プロフ) - 初コメ失礼します。小説とても面白いです！チリちゃんの小説割りと少ないのでチリちゃんの面白いのあって嬉しいです。あと余談なのですが、私もブルロ沼ってます！ブルロいいですよね〜。誰推しとかありますか？私はお嬢、凪くん、蜂楽推しよりの箱推しです！ (2023年2月23日 10時) (レス) @page42 id: 1442eac3b7 (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - 餅さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けるなんて恐縮です(￣^￣゜)文章力は貧しいかもですが、これからもこの作品をよろしくお願いします(>人<;) (2023年2月9日 3時) (レス) id: a4108a0bcf (このIDを非表示/違反報告)
餅(プロフ) - 初コメント失礼します。一番初めの導入でグッと引き込まれてから、面白くてあっという間に読み終えてしまいました…！先程お気に入り登録致しましたので、続きを楽しみにお待ちしております！ (2023年2月8日 21時) (レス) id: 2288440125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きら | 作成日時：2023年1月23日 21時
