【twst】NRCの清掃員兼副監督生

学校探検 ページ13

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荷物を寮に置いてきて地図片手に廊下を歩く。

『完全に舐めてた……』

広すぎる……
きっとこういうのは慣れなんだろうけど、時間がかかりそう…

えっと……ここら辺が教室棟…?
横の扉から中を覗く。

授業を受ける生徒たちを見る。

うん。ここは教室棟であってたみたい。
ってか「1-A」って書いてあるし……

クル「ｼﾞｯ」

『っ…』

ぺこりと控えめに会釈する。
するとクルーウェル先生は控えめに微笑んだ

本当に32歳?嘘こけこんにゃろ…(急に口悪くなる)

これ以上授業を邪魔する訳にはいかないので探検を続ける。

こちらが教室棟なら……こちらが中庭ね…

広い…中庭がこんなに広いだなんて…

『ん?』

?「ｽ-……」

木陰には小動物に囲まれ、すやすやと眠る銀髪の青年がいた。

ってか今授業中よね?寝てていいのかしら?

そう言えばみんなカラフルな腕章をつけてるけど…
なにか意味があるのかしら?

緑の腕章が良く似合う…。

青年に近づき四つん這いの形になる。

私の気配に気づいたのか、小動物が次々と起きていく。

『ごめんなさいね?』

私は微笑んで優しく言う。
でも、今は授業中だし…起こした方がいいわよね

青年の頬に触れてぺちぺちと叩く。

『起きて』

?「んん……」

『起きて…』

「ﾋﾟｯﾋﾟ!!」

「ｷｭｩ!!」

?「んん…ん?」

『あ…起きた…?』

?「あなたは…?」

寝起きで上手く滑舌が回らないのか、少し可愛いと思ってしまった。

『この学園で働き始めた雑用係よ、でもあなた、今は授業中でしょう?こんなところで寝てていいの?』

?「?……はっ!す、すまない!あと、ありがとう、起こしてくれて。名前は?」

『あっ…えと…A・ウラハラ、です…!』

びっくりして敬語になってしまった…いや、初対面に敬語は当たり前なのだけれど…

?「俺はシルバーだ。改めて、起こしてくれてありがとう…!ではまた」

『う、うん!気をつけてね』

小鳥が肩に乗っかったままだけど、連れてくのかしら?

「ﾋﾟﾋﾟｯ!」

『あら?』

1匹の青い小鳥が肩に止まる。
シルバー君の肩に乗っていた種類と同じものと思える。

『あなた可愛いわね!』

「ぴぃ!!」

ひと鳴きしたあと青い小鳥は羽ばたいて行った。

『ふふっ…!』




〜

シル「悪い人では…なさそうだった…。」

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