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五十六話 愛してる ページ8

握っているAの手を強く握り直す


どんどん感じる彼女の体温は冷たくなっていく一方


小さい頃から病弱で、泣き虫で、誰よりも勘の鋭いAのことだ




いつ自身の人生の終わりがくるのか


わかっているのだろう


もう終わるからこんなに自分のことを話してくれているのだろう



もうほとんど話す力は残っていない



これが、最後だ






「ありがとう、晋助さん


大好きです


わたし....幸せ.......でし..........た」



握っていた手からするりと彼女の手が落ちた


動かなくなったAは俺を向いてまだ笑っている



ああ、本当に空に向かって曇りのなく笑う




ひまわりのような女だ




「愛してる」




そう呟いた男の頰に流れる雫は永遠に眠る彼女の手の甲に落ちていった

五十七話 亡くす→←五十五話 よかった



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設定タグ:銀魂 , 高杉晋助 , 死ネタ   
作品ジャンル:アニメ
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ポテト(プロフ) - とても素晴らしい作品でした。作っていただきありがとうございます。 (2022年8月2日 1時) (レス) @page35 id: becea61854 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みーこさん» 中学生はとても感情が複雑でそれに受験が重なると苦しいことが多いかもしれませんがあまり気負わずご自身が出せる力を出して自分に合った場所を探せるといいなと思います。疲れたらいつでもひまわりの彼女に会いにきてくださいね! (2020年11月2日 0時) (レス) id: 186341d011 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みーこさん» たくさんの作品にたくさん感動していた側の自分が新しく作品を作りあの頃の私のように感動してくださる方がいらっしゃるのはとても感慨深いです。 (2020年11月2日 0時) (レス) id: 186341d011 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みーこさん» 愛情こもったコメントありがとうございます。嬉しすぎて泣いてしまいました。私もみーこさんのように読み漁っていた時期があり一通り読んだ後にもっとあんな設定でこんな文章の作品が読みたいと考えるようになったのがこの小説の執筆を始めたきっかけです。 (2020年11月2日 0時) (レス) id: 186341d011 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ - やっぱり素晴らしいですね。花言葉のエモさを理解したし、色んなことを教わった作品。ボロ泣きした夢小説は少ないんですけど、そのひとつでした。今どうかはわかりませんが、この作品は永遠に不滅だと思ってます。銀魂が終わってもまた、訪れさせていただきます。 (2020年10月28日 21時) (レス) id: 322bb6492e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年8月14日 23時

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