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5日目 ページ5
七瀬side
「とりあえず、俺が引き止めたってことにしとくからお前大人しく保護されとけよ。」
『保護だなんて、そんな迷子みたいな言い方…』
「いや、実際迷子だっただろうが…」
戯けたように言った俺に対して、真面目な返答。
この頃から悟はどこか大人びていた気がした。
『ね、悟』
「あ?」
『俺、悟と話せてよかったよ。』
『本当は、父様にゴジョウ家のお坊ちゃまにご挨拶しに行くぞ。って言われた時は憂鬱で仕方なかったんだけどさ』
急に語り出した俺の話に耳を傾けながらも、その先の話を聞きたくないのか、はたまた聞く気がないのか、悟は俺の目を見つつも、どこか別の場所を見つめているようだった。
『話してみたら案外楽しかったんだ。』
『ゴジョウ家のお坊ちゃまっていうから、もっと堅物で、話しかけにくい人だったらどうしよう…。って思ってたんだ〜。』
「…お前、それは偏見だろ」
「五条家の息子だから強いとか真面目とか、そんなん俺には関係ねぇし…」
『うん、そうだね。悟は悟だもんね。』
『周りがどう思ってるかは知らないけど、悟らしくて、俺はいいと思うよ?』
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作者名:楓さん x他1人 | 作成日時:2021年3月2日 16時